40PM127|第40回 管理栄養士国家試験 過去問
臨床栄養学第40回午後・問111〜136
胆石症、胆嚢炎の病態と栄養管理に関する記述である。最も適当なのはどれか。 1つ選べ。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
胆石症・胆嚢炎の病態とその栄養管理について、正しい記述を選ぶ問題です。
解説
胆石症は胆嚢や胆管に結石ができる病気で、年齢とともに頻度が上がります。コレステロール胆石の危険因子には、肥満、女性、加齢、急激な減量、妊娠・出産歴などがあります。本問では、このうち肥満が選択肢に示されています。
脂肪の多い食事は胆嚢収縮を促して症状を誘発することがあります。急性胆嚢炎の初期治療では輸液、絶食、抗菌薬などを行い、病態と治療経過に応じて経口摂取を低脂肪の内容から段階的に再開します。
食物繊維はコレステロールの吸収を抑え、胆石予防に役立つため制限しません。
選択肢の確認
1.胆石症は、20 歳台に好発する。
適当でない。胆石症は40歳代以降の中高年に好発します。20歳代に多いわけではありません。
2.胆石症のリスク因子として、肥満がある。
最も適当。肥満では胆汁中のコレステロールが過飽和になりやすく、コレステロール胆石の危険因子になります。
3.胆石症の再発予防では、食物繊維の摂取を制限する。
適当でない。食物繊維はコレステロールの吸収を抑え胆石予防に役立つため、制限せず適度に摂取します。
4.胆嚢炎急性期では、経腸栄養を実施する。
適当でない。急性期の初期対応として一律に経腸栄養を開始する記述ではなく、まず絶食・輸液などで治療します。絶食が長引く場合の栄養経路は、重症度、消化管機能、治療計画を踏まえて個別に決めます。
5.胆嚢炎の症状が軽減したら、常食を開始する。
適当でない。症状が軽減しても、いきなり常食ではなく低脂肪の流動食・軟食から段階的に進めます。
覚えるポイント
- 胆石症の危険因子には、肥満、女性、加齢、急激な減量、妊娠・出産歴などがある。
- 急性期は絶食、回復に応じて低脂肪食へ段階的に移行する。
- 食物繊維は胆石予防に有用なので制限しない。