114AM083|第114回 看護師国家試験 過去問
血液凝固因子はどれか。2つ選べ。
2つ選択
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正解: 1・4
正答
1(トロンボプラスチン)、4(フィブリノゲン)
この問題のポイント
血液凝固因子は、出血を止めるためのタンパク質の連鎖反応を担うもので、止血の最終段階である血餅形成に不可欠です。特に、外因系と内因系の凝固カスケードで重要な役割を果たす因子として、トロンボプラスチンとフィブリノゲンが含まれます。これらは常識的に混同されやすい選択肢(例:エリスロポエチン、プラスミノゲン)と区別する必要があります。
解説
血液凝固因子は、組織損傷時に放出されるトロンボプラスチン(組織因子)が外因系凝固を開始し、フィブリノゲンがトロンビンによって変換され、フィブリンに変化して血餅を形成します。この過程は、内因系と外因系が第X因子で合流する「共通系」を経て進行し、最終的に血栓が形成されます。フィブリノゲンは第I因子として知られ、血餅の主成分となるフィブリンを生成します。トロンボプラスチンは組織損傷時に放出され、凝固反応を開始する起点因子です。
選択肢の確認
1.トロンボプラスチン:正解。組織損傷時に放出され、外因系凝固を開始する因子。
2.エリスロポエチン:非正解。赤血球生成を促進するホルモンで、凝固とは無関係。
3.ウロビリノゲン:非正解。胆汁代謝産物で、凝固因子とは関係なし。
4.フィブリノゲン:正解。トロンビンによりフィブリンに変換され、血餅形成に直接関与。
5.プラスミノゲン:非正解。線溶系の前駆体で、血栓を分解する役割を持つ。凝固因子ではない。
覚えるポイント
「止血の最終段階=フィブリン血栓」を意識し、その形成に必要な2つの中心因子(トロンボプラスチンとフィブリノゲン)を「損傷→開始→形成」という流れで覚えると、混同を避けられます。