114PM075第114回 看護師国家試験 過去問

生後1か月の乳児健康診査の際、外国籍の両親から子どもの予防接種について質 問があった。父親は長期に日本で就労するため、子どもは定期予防接種を受けるこ とができる。両親は「日本語が難しく、予防接種のスケジュールがよく分からない」 と看護師に言った。 看護師の対応で適切なのはどれか。

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正解: 4

正答

4

この問題のポイント

言語の壁を抱える外国籍家庭において、看護師が即座に提供できる最も効果的な支援は、子どもの予防接種に関する情報が理解できる言語で書かれた視覚的資料の提供である。対象者が今すぐ理解できる形で情報を受け取れることが、看護の基本姿勢である。

解説

生後1か月の健康診査で、外国籍の両親が予防接種のスケジュールについて分かりにくいと訴えた場合、看護師はその場で実用的かつ即時的な対応を行うべきである。母語で書かれたパンフレットは、視覚的に情報を受け取れるため、自宅で何度も確認できる。厚生労働省や自治体では、英語・中国語・ベトナム語など多言語で予防接種のスケジュールを公開しており、これにより子どもの接種漏れを防ぎ、家族の自己決定を支援できる。特に、新生児の保護者にとって、言語的障壁を越えて情報にアクセスできる環境は、患者安全と医療の信頼性を高める。

選択肢の確認

1.母国の大使館への相談を勧める。:大使館は医療スケジュールの詳細について精通していないため、実際の対応には向かない。
2.医療で使う言葉を覚えるように促す。:医療用語の習得は現実的でなく、接種時期の遅れリスクがある。
3.地区担当の保健師への電話相談を提案する。:電話では言語的障壁が大きくなり、通訳の手配が必要で即時性が低い。
4.両親が理解できる言語で書かれたパンフレットを渡す。:母語で作られた視覚的資料は、理解を助けるとともに、自宅で確認できるため、最も即時かつ実用的。

覚えるポイント

言語の壁を越えるための最初のステップは「理解できる資料を提供すること」。看護師が今すぐできる行動は、母語で作られたパンフレットの渡し方である。

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