44PM34第44回 第2種ME技術実力検定試験 過去問

Ⅱ 実際的知識原理・構造循環治療・救急/ペースメーカ

植込み型ペースメーカのリード線で誤っているのはどれか。

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正解: 4

正答

4

この問題のポイント

この問題では、植込み型ペースメーカのリード線の構造が問われています。

双極リードでは、先端電極とリング電極の2つの電極を使います。
一般に、先端部分は陰極、つまりマイナス極として働き、リング側が陽極として働きます。

したがって、双極リードの先端部分はプラス極であるという記述は誤りです。

解説

植込み型ペースメーカは、本体からリード線を通して心筋へ電気刺激を伝えます。リード線は、刺激の伝達と心内電位の検出を行う重要な部品です。

心房用リードでは、心房内に固定しやすいようにJ型の形状をしたリードが使われることがあります。

リード内部の導線は、体内で曲げや伸びに耐えられるよう、コイル状に巻いた構造になっています。これにより、柔軟性と耐久性を確保します。

リードの被覆材には、シリコーンやポリウレタンなど、生体適合性と絶縁性をもつ材料が使われます。

リードの固定方式には、タインド式やスクリューイン式などがあります。タインド式は、先端付近の突起を心筋組織や肉柱にひっかけて固定します。

双極リードでは、先端電極とリング電極の間で刺激やセンシングを行います。先端部分は通常マイナス極、つまり陰極として扱われます。

ひっかけポイント
ペースメーカの電極では、刺激を出す先端部をプラス極と考えたくなりますが、一般に先端電極は陰極、リング電極が陽極です。

選択肢の確認

1.J 型リードは心房用である。
記述としては正しい。
J型リードは心房内に留置しやすい形状で、心房用リードとして用いられます。

2.導線はコイル状に巻いた構造である。
記述としては正しい。
リード線の導線は、体内での屈曲や動きに耐えられるよう、コイル状に巻いた構造をしています。柔軟性と耐久性を保つためです。

3.被覆材にシリコーンが使用されている。
記述としては正しい。
ペースメーカリードの被覆材には、生体適合性と絶縁性をもつシリコーンなどが用いられます。

4.双極リードの先端部分はプラス極である。
正答。記述としては誤り。
双極リードでは、先端電極は一般に陰極、つまりマイナス極として働きます。プラス極はリング電極側として扱われるため、この記述は誤りです。

5.タインド式リードは心筋組織にひっかけて固定する。
記述としては正しい。
タインド式リードは、先端付近のタイン、つまり小さな突起を心筋組織や肉柱にひっかけて固定します。

この問題では誤っているものを選ぶため、記述として誤っている4が正答です。

覚えるポイント

  • J型リードは心房用として使われます。
  • リード導線はコイル状で柔軟性を持ちます。
  • 被覆材にはシリコーンなどが使われます。
  • 双極リードの先端電極は一般に陰極、マイナス極です。
  • タインド式リードは突起で心筋組織に固定します。

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