46AM35|第46回 第2種ME技術実力検定試験 過去問
体外式ペースメーカで正しいのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
この問題では、医用治療機器の体外式ペースメーカの構造と安全上の特徴が問われています。とくにミクロショック対策の考え方が重要です。
解説
体外式ペースメーカは、体の外に本体を置き、リード(カテーテル電極)を心臓に留置して、一時的にペーシング(電気刺激で心臓を拍動させること)を行う装置です。
ここで特に大切なのがミクロショック対策です。心臓に直接つながる電極は、ごくわずかな電流でも心室細動を起こす危険があります。そのため、電極のコネクタは、人の指などが充電部に触れて電流が流れ込まないように、**タッチプルーフ型(指が触れても通電部に触れない構造)**のコネクタが使われます。
各部の一般的な特徴:
- コネクタ:感電・ミクロショック防止のためタッチプルーフ型。
- 電極:一時ペーシングでは**双極(バイポーラ)**リードが基本で、外部からの電気的な影響を受けにくい。
- 出力(ペーシング出力やレート):本体のつまみやボタンで術者が直接調整する。
安全管理上のポイント
心臓に直接電流を流す機器では、わずかな漏れ電流でもミクロショックにつながります。タッチプルーフ型コネクタや絶縁は、この危険を防ぐための重要な対策です。
選択肢の確認
1.カテーテル電極のコネクタはタッチプルーフ型である。
正しい。
心臓に直結する電極では、感電やミクロショックを防ぐため、指が触れても通電部に触れないタッチプルーフ型コネクタが用いられます。
2.カテーテル電極は単極である。
誤り。
一時ペーシングのカテーテル電極は一般に**双極(バイポーラ)**です。単極とは限りません。
3.本体外装は金属製である。
誤り。
体外式ペースメーカの本体外装は、絶縁性を確保するため一般に樹脂(プラスチック)製です。金属製ではありません。
4.バッテリーの交換ができない。
誤り。
体外式ペースメーカは外部に本体があり、電池(バッテリー)を交換できます。交換できないのは体内に植え込む植込み型の場合です。
5.ペーシング出力はプログラマで調整する。
誤り。
体外式ペースメーカの出力は本体のつまみやボタンで直接調整します。プログラマ(体外からの設定器)で調整するのは植込み型ペースメーカです。
覚えるポイント
- 体外式ペースメーカの電極コネクタはタッチプルーフ型で、ミクロショックを防ぐ。
- 一時ペーシングの電極は一般に双極(バイポーラ)。
- 本体外装は絶縁のため樹脂製で、バッテリーは交換可能。
- 出力は本体で直接調整する。プログラマで設定するのは植込み型ペースメーカ。