46AM34|第46回 第2種ME技術実力検定試験 過去問
Ⅱ 実際的知識原理・構造画像診断/核医学・画像装置管理
PET装置が検出するのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 2
正答
2
この問題のポイント
この問題では、医用画像・核医学のPET装置が、体から出る何を検出して画像にしているのかが問われています。PETの原理を理解しているかがポイントです。
解説
**PET(陽電子放出断層撮影)**は、**陽電子(ポジトロン)**を放出する放射性医薬品(FDGなど)を体内に投与して行う検査です。
検出のしくみは次のとおりです。
- 放射性医薬品から放出された陽電子は、すぐ近くにある電子と衝突して**消滅(対消滅)**します。
- このとき、ほぼ正反対の方向(約180度)に向かって、2本のγ線が同時に発生します。
- PET装置は、体を取り囲む検出器でこの**2本のγ線を同時に検出(同時計数)**し、その発生位置を計算して画像にします。
つまりPET装置が直接検出しているのはγ線です。陽電子そのものを外から検出しているわけではない点に注意します。
第2種MEではここを押さえる
画像検査は「何を検出するか」「放射性医薬品が必要か」で整理します。PETとSPECTはどちらもγ線を検出する核医学検査で、放射性医薬品を投与します。
選択肢の確認
1.X線
誤り。
X線を使うのはレントゲン撮影やCTです。PETが検出するのはX線ではありません。
2.γ線
正しい。
陽電子と電子の対消滅で生じる2本のγ線を同時計数で検出して画像化します。
3.磁界
誤り。
強い磁界と電磁波を用いるのはMRIです。PETは磁界を検出しません。
4.赤外線
誤り。
赤外線を検出するのはサーモグラフィなどです。PETは赤外線を検出しません。
5.陽子線
誤り。
陽子線はがん治療(粒子線治療)に用いられるビームで、PETの検出対象ではありません。PETが検出するのは対消滅で生じるγ線です。
覚えるポイント
- PETは陽電子と電子の対消滅で生じる2本のγ線を同時計数して検出する。
- PET・SPECTはともにγ線を検出する核医学検査で、放射性医薬品を投与する。
- CT・レントゲン=X線、MRI=磁界(磁場)と電磁波と区別する。
- 検出するのは陽電子そのものではなく、対消滅で生じるγ線である。