44PM45|第44回 第2種ME技術実力検定試験 過去問
電気メスの対極板を装着するのに適しているのはどれか。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
この問題では、モノポーラ電気メスの対極板装着部位が問われています。
対極板は、患者体内を流れた高周波電流を安全に装置へ戻すためのものです。
広い面積で密着し、血流がよく、筋肉量が多く、骨突出や圧迫が少ない部位が適しています。
選択肢の中では、大腿部が最も適しています。
解説
モノポーラ電気メスでは、メス先電極から患者体内へ高周波電流が流れ、対極板を通って装置に戻ります。
対極板の接触面積が小さい、皮膚との密着が悪い、骨突出部に貼る、乾燥している、毛が多い、圧迫されているなどの条件があると、電流が一部に集中して熱傷を起こす危険があります。
対極板に適した部位は、次のような条件を満たす場所です。
- 筋肉量が多い。
- 平坦で広い。
- 血流が良い。
- 骨突出が少ない。
- 湿潤や体毛が少なく、密着しやすい。
- 手術野に近く、電流経路が短い。
大腿部は筋肉量が多く、比較的広く平坦な面を確保しやすいため、対極板の装着部位として適しています。
膝部、踵骨部、足背部、足底部は、骨突出、圧迫、接触面積不足、密着不良などの問題が起こりやすいため不適切です。
安全管理上のポイント
対極板熱傷は、接触不良や電流集中で起こります。貼付部位、皮膚状態、体毛、湿り、しわ、剥がれ、ケーブル接続を確認します。
選択肢の確認
1.膝部
誤り。
膝部は骨突出があり、対極板を広く均一に密着させにくい部位です。電流集中や接触不良の危険があるため適していません。
2.踵骨部
誤り。
踵骨部は骨突出が強く、体重による圧迫も受けやすい部位です。対極板の装着部位としては不適切です。
3.足背部
誤り。
足背部は面積が限られ、骨や腱が近く、対極板を十分に密着させにくい部位です。大腿部に比べて適していません。
4.足底部
誤り。
足底部は圧迫を受けやすく、均一な密着が難しい部位です。対極板装着部位としては不適切です。
5.大腿部
正しい。
大腿部は筋肉量が多く、広い接触面積を確保しやすい部位です。対極板を安全に貼付しやすいため、選択肢の中で最も適しています。
覚えるポイント
- 対極板はモノポーラ電気メスの戻り電極です。
- 対極板は広く密着させることが重要です。
- 適した部位は、筋肉量が多く、平坦で血流がよい部位です。
- 骨突出部、圧迫部位、接触面積が小さい部位は避けます。
- 選択肢の中では大腿部が適しています。