45PM10|第45回 第2種ME技術実力検定試験 過去問
安静時の血流および血圧で誤っているのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
この問題は「誤っているのはどれか」を選ぶ問題です。
安静時の循環では、心拍出量が各臓器へどの程度分配されるか、血圧が部位でどう変わるかを整理しておきます。
解説
安静時の心拍出量は、成人でおよそ5 L/min程度です。一回拍出量は約70 mL、心拍数を約70回/minとすると、心拍出量は約5 L/minになります。
脳には心拍出量の約15%が流入します。冠動脈には心臓自身を栄養する血液が流れ、心拍出量の約5%程度が流入します。したがって、「冠動脈には心拍出量の約1%が流入する」は少なすぎるため誤りです。
また、交感神経の活動が亢進すると、心拍数増加、心収縮力増加、血管収縮などにより血圧は上昇しやすくなります。収縮期血圧は末梢へ進むにつれて波の反射などの影響を受け、上腕より下腿の方が高く測定されることがあります。
ひっかけポイント
冠血流は心臓の血流なので少ない印象を受けますが、安静時でも心拍出量の約5%程度です。1%は低すぎます。
選択肢の確認
1.交感神経の活動が亢進すると血圧が上昇する。
記述としては正しい。
交感神経が亢進すると、心拍数や心収縮力が増加し、末梢血管も収縮しやすくなります。その結果、血圧は上昇しやすくなります。
2.冠動脈には心拍出量の約 1%が流入する。
正答。記述としては誤り。
冠動脈には、安静時でも心拍出量の約5%程度が流入します。約1%という値は少なすぎます。
3.収縮期血圧は上腕よりも下腿の方が高い。
記述としては正しい。
一般に、収縮期血圧は上腕より下腿の方が高く測定されます。末梢側では脈波反射などの影響を受けるためです。
4.脳には心拍出量の約 15%が流入する。
記述としては正しい。
脳は酸素消費が大きい臓器であり、安静時でも心拍出量の約15%が流入します。脳血流の維持は意識や神経機能に重要です。
5.一回拍出量は約 70 mL である。
記述としては正しい。
成人の安静時の一回拍出量は約70 mLです。心拍数を約70回/minとすると、心拍出量は約5 L/minになります。
覚えるポイント
- 安静時の一回拍出量は約70 mL。
- 安静時の心拍出量は約5 L/min。
- 脳血流は心拍出量の約15%。
- 冠血流は心拍出量の約5%程度であり、1%では少なすぎる。
- 「誤っているのはどれか」では、正答選択肢の記述内容は誤りである。