46PM2|第46回 第2種ME技術実力検定試験 過去問
健常成人の血流で誤っているのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
この問題では、健常成人の心拍出量と臓器血流分布の基本が問われています。
第2種MEでは、循環管理、人工心肺、補助循環、血圧測定などの理解につながるため、心拍出量の目安を押さえておくことが重要です。
解説
心拍出量は、1回心拍出量と心拍数から求められます。
心拍出量 = 1回心拍出量 × 心拍数
安静時の1回心拍出量は約 70 mL、心拍数を約 70回/分とすると、心拍出量は約 5 L/分になります。
安静時の血流分布では、脳、心臓、腎臓、消化管などに一定量の血流が分配されます。一方、激しい運動時には骨格筋への血流が大きく増えます。
ただし、心拍出量が運動時に増えるといっても、健常成人で常に10倍以上になるわけではありません。一般には数倍程度の増加として理解します。
ひっかけポイント
運動時は心拍出量も骨格筋血流も増えますが、「10倍以上」という表現は大きすぎます。
選択肢の確認
1.安静時、1回心拍出量は約70 mLである。
記述としては正しい。
健常成人の安静時1回心拍出量は約 70 mL が目安です。心拍数が約 70回/分なら、心拍出量は約 5 L/分になります。
2.安静時、脳には心拍出量の約15%が流入する。
記述としては正しい。
脳血流は安静時心拍出量の約15%程度とされます。脳は酸素消費が大きく、安静時でも一定の血流が必要です。
3.安静時、冠動脈には心拍出量の約5%が流入する。
記述としては正しい。
冠動脈血流は心筋へ酸素を供給する血流で、安静時心拍出量の約5%程度が目安です。
4.激しい運動時、心拍出量は10倍以上に増加する。
正答。記述としては誤り。
激しい運動時には心拍出量は増加しますが、健常成人で10倍以上に増加するという表現は過大です。一般には安静時の数倍程度に増加すると考えます。
5.運動時の血流増加率は骨格筋が肝臓よりも大きい。
記述としては正しい。
運動時は活動している骨格筋への血流が大きく増えます。一方、肝臓や消化管への血流は相対的に減少または増加が小さいため、血流増加率は骨格筋の方が大きくなります。
覚えるポイント
- 安静時の1回心拍出量は約 70 mL です。
- 安静時の心拍出量は約 5 L/分 が目安です。
- 脳血流は心拍出量の約 15%、冠血流は約 5% が目安です。
- 運動時は骨格筋血流が大きく増加します。
- 「10倍以上」など極端な数値表現は慎重に判断します。