46PM1|第46回 第2種ME技術実力検定試験 過去問
動脈血で基準値の範囲外はどれか。
解答・解説を見る
正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この問題では、動脈血液ガス分析でよく確認する pH、PaO2、PaCO2、乳酸、イオン化カルシウムの基準範囲が問われています。
第2種MEでは、人工呼吸器管理や血液ガス分析装置の理解につながるため、特に PaCO2 と換気の関係を押さえることが重要です。
解説
動脈血液ガスでは、酸素化、換気、酸塩基平衡を評価します。
代表的な目安は次の通りです。
- pH:約 7.35〜7.45
- PaO2:約 80〜100 mmHg
- PaCO2:約 35〜45 mmHg
- Lactate:約 0.5〜2.0 mmol/L 程度
- イオン化カルシウム Ca2+:約 1.1〜1.3 mmol/L 程度
PaCO2 が 55 mmHg は基準範囲より高値です。PaCO2 は主に肺胞換気量に左右され、換気が不足すると上昇します。
ひっかけポイント
PaO2 は酸素化、PaCO2 は換気を反映します。人工呼吸器管理では、この2つを混同しないことが大切です。
選択肢の確認
1.pH : 7.4
基準値の範囲内です。
動脈血 pH の基準範囲はおよそ 7.35〜7.45 です。7.4 は正常な酸塩基平衡の範囲に入ります。
2.PaO2:98 mmHg
基準値の範囲内です。
PaO2 は動脈血酸素分圧で、室内気を吸っている成人ではおよそ 80〜100 mmHg が目安です。98 mmHg は正常範囲にあります。
3.PaCO2:55 mmHg
正答。基準値の範囲外です。
PaCO2 の基準範囲はおよそ 35〜45 mmHg です。55 mmHg は高値であり、肺胞換気低下、呼吸不全、人工呼吸器設定の不適切などを考える値です。
4.Lactate(乳酸):1.5 mmol/L
基準値の範囲内です。
乳酸は組織低酸素や循環不全で上昇しますが、1.5 mmol/L は一般的な正常範囲内です。
5.Ca2+:1.2 mmol/L
基準値の範囲内です。
Ca2+はイオン化カルシウムを表し、血液凝固、筋収縮、神経伝達に関係します。1.2 mmol/L はおおむね正常範囲です。
覚えるポイント
- 動脈血 pH の目安は 7.35〜7.45 です。
- PaO2 は酸素化、PaCO2 は換気を反映します。
- PaCO2 の目安は 35〜45 mmHg で、55 mmHg は高値です。
- 乳酸高値は循環不全や組織低酸素を疑う手がかりになります。