42PM50|第42回 第2種ME技術実力検定試験 過去問
人工呼吸中の患者の動脈血二酸化炭素分圧を下げたいときの操作で正しいのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
動脈血二酸化炭素分圧は肺胞換気量と逆方向に変化します。
解説
肺胞換気量は、死腔換気を除いて
肺胞換気量 V̇A[L/min]=(一回換気量 VT-死腔量 VD)[L]×換気回数 f[回/min]
で表されます。VTとVDを一定として換気回数をfからk fへ増やすと、V̇Aもk倍になります。二酸化炭素産生量が一定ならPaCO₂はV̇Aに反比例するため、PaCO₂は元の値の1/kへ低下します。したがって換気回数を増やします。
選択肢の確認
1.換気回数を増やす。
正しい。
分時肺胞換気量が増え、二酸化炭素排出量が増加してPaCO₂が低下します。
2.FIO₂を下げる。
誤り。
吸入酸素濃度は主に酸素化へ作用し、PaCO₂を下げる直接的な換気操作ではありません。
3.一回換気量を減らす。
誤り。
肺胞換気量が減少して二酸化炭素が蓄積し、PaCO₂は上昇する方向です。
4.PEEP を上げる。
誤り。
PEEPは肺胞虚脱を防いで酸素化を改善する設定で、PaCO₂低下の基本操作ではありません。
5.トリガ感度を下げる。
誤り。
トリガ感度は自発呼吸を検知する条件であり、一定の肺胞換気量増加を直接保証しません。
覚えるポイント
- PaCO₂を下げるには肺胞換気量を増やします。
- 肺胞換気量は(VT-VD)×fです。
- FIO₂とPEEPは主として酸素化を調節します。
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