45PM17|第45回 第2種ME技術実力検定試験 過去問
図の論理回路に対応する真理値表はどれか。

解答・解説を見る
正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この問題では、AND回路とOR回路を組み合わせた論理回路の出力を、真理値表で確認します。
図の回路では、入力 B が2か所に分岐している点が重要です。
- 左のゲート:A と B の AND
- 右のゲート:左の AND 出力 と B の OR
- 出力 X:A・B と B の OR
したがって、論理式は次のようになります。
X = A・B + B
ここで、A・B は AND、+ は OR を表します。
解説
図では、左側のゲートは AND 回路です。入力 A と入力 B が入っているので、左側ゲートの出力は、
A・B
です。
次に、その出力 A・B と、分岐した B が右側の OR 回路に入ります。
したがって、最終出力 X は、
X = A・B + B
となります。
この式は、吸収律により B と同じになります。
X = A・B + B = B
実際に各入力で確認します。
A = 0、B = 0 のとき
A・B = 0、X = 0 + 0 = 0
A = 0、B = 1 のとき
A・B = 0、X = 0 + 1 = 1
A = 1、B = 0 のとき
A・B = 0、X = 0 + 0 = 0
A = 1、B = 1 のとき
A・B = 1、X = 1 + 1 = 1
よって、A、B の並びを 00、01、10、11 としたとき、X は
0、1、0、1
となります。これは図中の3)の真理値表に一致します。
図で見るポイント
B の線は、左の AND 回路にも入り、さらに右の OR 回路にも直接入っています。分岐点の黒丸を見落とさないことが大切です。
ひっかけポイント
左側の AND の結果だけを見ると 1) を選びやすくなります。しかし、右側の OR 回路に B が直接入っているため、最終出力 X は B と同じになります。
選択肢の確認
1.
図選択肢です。
誤り。
図の1)では、X は 00、01、10、11 に対して 0、0、0、1 となっています。これは A・B の AND 回路そのものの真理値表です。この問題では、その後に B と OR をとるため、最終出力とは一致しません。
2.
図選択肢です。
誤り。
図の2)では、X は 00、01、10、11 に対して 0、1、1、1 となっています。これは A + B の OR 回路の真理値表です。この回路では A が直接 OR に入るのではなく、A・B が OR に入るため一致しません。
3.
図選択肢です。
正しい。
図の3)では、X は 00、01、10、11 に対して 0、1、0、1 となっています。これは B と同じ出力です。回路の論理式 X = A・B + B は吸収律により X = B となるため、3)が正しい真理値表です。
4.
図選択肢です。
誤り。
図の4)では、X は 00、01、10、11 に対して 0、0、1、1 となっています。これは A と同じ出力です。しかし、この回路では B が右側の OR 回路へ直接入っているため、出力は A ではなく B に一致します。
5.
図選択肢です。
誤り。
図の5)では、X は 00、01、10、11 に対して 0、1、1、0 となっています。これは A と B が異なるときに 1 となる XOR の真理値表です。図には XOR ゲートや反転を示す記号はなく、AND と OR の組合せなので一致しません。
覚えるポイント
- AND は、両方が 1 のときだけ 1 になる。
- OR は、少なくとも一方が 1 のとき 1 になる。
- 分岐した入力線は、複数のゲートに同じ入力として入る。
- この回路の論理式は X = A・B + B。
- 吸収律により、A・B + B = B。
- 真理値表問題では、各入力の組合せ 00、01、10、11 を順に代入して確認する。
