46AM16|第46回 第2種ME技術実力検定試験 過去問
図のフィルタ回路において遮断周波数でのゲイン[dB]はおよそいくらか。

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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この問題では、RCフィルタの遮断周波数におけるゲインが問われています。
図は、入力側から抵抗Rを通り、出力点にコンデンサCが接続された一次RCローパスフィルタです。
遮断周波数では、出力電圧の大きさは通過域の最大値の 1/√2倍 になります。
これをdBで表すと、およそ −3 dB です。
解説
図の回路では、抵抗Rが直列に入り、コンデンサCが出力点から下側の基準線へ接続されています。
出力はコンデンサCの両端から取り出されています。
この形は、低い周波数を通しやすく、高い周波数を通しにくいローパスフィルタです。
遮断周波数では、コンデンサのリアクタンスの大きさが抵抗Rと等しくなります。
- |Xc| = R
このとき、出力電圧の振幅比は、
- |Vout / Vin| = 1 / √2
- |Vout / Vin| ≒ 0.707
となります。
ゲインをdBで表す式は、
- ゲイン[dB] = 20 log10(出力電圧 / 入力電圧)
です。
したがって、
- ゲイン = 20 log10(0.707)
- ゲイン ≒ −3 dB
よって、遮断周波数でのゲインはおよそ**−3 dB**です。
図で見るポイント
入力から抵抗Rを通り、出力点にコンデンサCが接続されています。出力はコンデンサ側で取り出しているため、これはRCローパスフィルタです。
ひっかけポイント
遮断周波数は「出力が0になる周波数」ではありません。出力振幅が最大値の1/√2倍、つまり約70.7%になる周波数です。
選択肢の確認
1.誤り。
0 dBは、出力電圧が入力電圧と同じ大きさであることを意味します。遮断周波数ではゲインは0 dBではなく、およそ−3 dBです。
2.誤り。
−1 dBでは低下量が小さすぎます。遮断周波数での標準的な値は−3 dBです。
3.正しい。
遮断周波数では、出力電圧は最大値の1/√2倍となり、ゲインはおよそ−3 dBになります。
4.誤り。
−10 dBは、電圧比として約0.316倍です。遮断周波数での0.707倍よりも低下しすぎています。
5.誤り。
−20 dBは、電圧比として0.1倍です。遮断周波数での値ではありません。
覚えるポイント
- 図の回路は一次RCローパスフィルタ。
- 遮断周波数では、出力電圧は最大値の1/√2倍。
- 1/√2 ≒ 0.707。
- 20 log10(0.707)≒ −3 dB。
- 遮断周波数のゲインは、よく出る定番値として**−3 dB**を覚える。
