21AM025|第21回 言語聴覚士国家試験 過去問
誤っている組合せはどれか
解答・解説を見る
正解: 2
正答
(2)
この問題のポイント
感覚遮断は外界刺激を極端に減らした状態で、知覚・注意・情動への影響を調べる概念である。刺激間の違いを学ぶ弁別学習との組合せは誤る。
解説
心理学用語を、知覚・記憶・学習・思考・言語のどの過程かで分類する。近接、類同、閉合などによる群化は要素をまとまりある形として知覚する法則である。符号化は入力情報を記憶表象へ変換する記憶過程、洞察は試行錯誤の逐次的強化だけでなく問題構造を捉え直して解へ至る問題解決である。命題表象は文が表す意味関係の理解に関わる。弁別学習には複数刺激を提示し、どちらへ反応すべきか学習する条件が必要で、刺激を断つ感覚遮断とは方向が反対である。
選択肢の確認
1.「群 化 ― 形の知覚」:群化は個々の視覚要素を近接・類同・良い連続などにより一つの形としてまとめる知覚の働きである。
2.「感覚遮断 ― 弁別学習」:感覚遮断は刺激入力を減らす操作であり、刺激差に応じて異なる反応を獲得する弁別学習との組合せは誤りである。
3.「符号化 ― 記 憶」:符号化は感覚入力を保持・検索できる表現へ変換する、記憶過程の最初の段階である。
4.「洞 察 ― 問題解決」:洞察は問題場面の関係を再構成して突然解決へ至る現象で、問題解決研究の中心概念である。
5.「命題による表現 ― 文の理解」:命題による表現は文の表面的語順を越えて、誰が何をしたかという意味関係を表すため文理解と対応する。
覚えるポイント
群化=知覚、符号化=記憶、弁別=刺激差の学習、洞察=問題解決、命題=文の意味表象。処理段階で仕分ける。