第21回・2019年
21PM027|第21回 言語聴覚士国家試験 過去問
ステレオタイプについて誤っているのはどれか。
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正解4
正答
(4)
この問題のポイント
ステレオタイプは集団成員を画一的に捉える認知枠組みで、迅速な判断を可能にするが、個人差を無視するため客観的予測の成立には寄与しない。
解説
人は複雑な社会情報を処理する負担を減らすため、集団に対する定型化した信念を利用する。ステレオタイプは意識的に採用する場合だけでなく自動的・無意識的に活性化し、認知的経済性を高める。しかしカテゴリー平均を個人へ安易に当てはめ、確証バイアスや偏見・差別を生む。予測が速いことと、証拠に基づく客観的で正確な予測であることは別である。
選択肢の確認
1.「主に集団を対象として形成される。」:ステレオタイプは年齢・性別・職業等の社会集団を対象に形成されることが多い。
2.「定型化された認知の枠組みである。」:定型化された認知の枠組みとして、成員に共通特性を過度に割り当てる。
3.「自動的・無意識的に用いられる。」:関連カテゴリーに触れると、本人の自覚なしに自動的に用いられることがある。
4.「客観的な予測の成立に寄与する。」:個人差や反証情報を無視するため、客観的な予測の成立に寄与するとはいえない。
5.「認知的な経済性を高める。」:情報を一から検討せず分類できるため認知負荷を下げる経済性がある。
覚えるポイント
ステレオタイプは「速く省力的」だが「客観的・正確」とは限らない。経済性と偏りを同時に押さえる。
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