22PM024第22回 言語聴覚士国家試験 過去問

認知心理学

受容した刺激情報への選択的注意がかかわるのはどれか。

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正解: 4

正答

(4)

この問題のポイント

多数の音声が同時に入る場で、自分の名前や注目する会話を選んで聞き取るカクテルパーティ効果は、選択的注意の代表例です。

解説

カクテルパーティ会場のように複数話者と雑音が重なる環境でも、聞き手は場所、声の高さ、話者、意味などを手掛かりに一つの音声流へ注意を向けられます。さらに注意していない側でも自分の名前のような重要刺激は気づかれやすく、注意選択の段階を考える研究に用いられました。新近効果は系列末尾項目の再生成績がよい記憶現象、同時対比は周囲刺激との比較で知覚が変わる現象、暗順応は暗所で視感度が上がる生理過程です。サッケードは視線を急速に移動する眼球運動で、選択的聴覚注意の現象ではありません。

選択肢の確認

1.「新近効果」は系列の最後の項目をよく想起する短期記憶関連現象です。
2.「同時対比」は同時提示された周囲の色・明るさなどにより知覚が相対的に変わる現象です。
3.「暗順応」は桿体などの感度が暗所で回復する視覚生理です。
4.「カクテルパーティ効果」は複数刺激から注目情報を選ぶ選択的注意なので正答です。
5.「サッケード効果」は急速眼球運動と視覚処理に関係し、本問の選択的注意の代表ではありません。

覚えるポイント

選択的注意は「雑音の中から一つの会話を選ぶ」。カクテルパーティ効果では、非注意側の自分の名前にも気づくことがあります。

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