21PM035第21回 言語聴覚士国家試験 過去問

音声学

声道の模式図を示す。対応する国際音声記号(IPA)はどれか。【別図あり】

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正解: 2

正答

(2)

この問題のポイント

図では舌背前部が硬口蓋へ高く接近し、口唇は丸められていない。前舌・狭・非円唇母音[i]の声道形状である。

解説

母音は舌の最高点の前後・高低と口唇の円唇性で判定する。図の舌は前上方へ盛り上がり、口腔前部に狭い通路を作る一方、完全な接触はなく母音として気流が通る。/i/ではこの前舌狭窄により第1フォルマントが低く、第2フォルマントが高い。/a/は舌が低い、/ɯ/は後寄りの狭母音、/e/は前舌だが舌位置がより低い、/o/は後舌で円唇を伴う。

選択肢の確認

1.「[a]」:[a]は低母音で口腔が大きく開き、図のような前上方の強い舌挙上を示さない。
2.「[i]」:[i]は舌前部を高く挙げる非円唇狭母音で、図の舌形と口唇形に一致する。
3.「[ɯ]」:[ɯ]は非円唇狭母音だが舌の最高点がより後方で、図の前舌挙上と違う。
4.「[e]」:[e]は前舌非円唇母音でも半狭で、[i]より舌が低く声道狭窄が広い。
5.「[o]」:[o]は後舌の円唇母音で、舌位置と口唇の丸めの双方が図に合わない。

覚えるポイント

舌が前・高、唇が非円唇なら[i]。母音図の位置と正中矢状断の舌最高点を対応させる。

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