22AM036|第22回 言語聴覚士国家試験 過去問
国際音声記号(IPA)でふるえ音はどれか。 a. [b] b. [ʙ] c. [r] d. [ɸ] e. [ɾ]
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正解: 3
正答
(3)
この問題のポイント
IPAの調音様式を記号ごとに識別します。[ʙ]は両唇ふるえ音、[r]は歯茎ふるえ音なので、bとcが正しい組合せです。
解説
ふるえ音は、呼気流によって可動な調音器官が受動的に複数回振動し、閉鎖と開放を反復する音です。[ʙ]では上下の唇が振動する有声両唇ふるえ音、[r]では舌尖が歯茎付近で複数回振動する有声歯茎ふるえ音です。[ɾ]は舌尖が一回だけ非常に短く接触する歯茎はじき音で、日本語ラ行子音の代表的実現です。[b]は両唇を完全閉鎖して一度開放する有声両唇破裂音、[ɸ]は下唇と上唇の狭めに呼気を通す無声両唇摩擦音です。記号の見た目が似る[r]と[ɾ]を、接触回数で区別します。
選択肢の確認
1.「a,b」は[ʙ]のbはふるえ音ですが、[b]のaは破裂音です。
2.「a,e」は[b]が破裂音、[ɾ]がはじき音で、どちらもふるえ音ではありません。
3.「b,c」は[ʙ]と[r]がそれぞれ両唇・歯茎ふるえ音で正答です。
4.「c,d」は[r]は該当しますが、[ɸ]は摩擦音です。
5.「d,e」は[ɸ]が摩擦音、[ɾ]がはじき音です。
覚えるポイント
[r]は複数回のふるえ、[ɾ]は一回のはじきです。[b]は破裂、[ɸ]は摩擦、[ʙ]は両唇ふるえ音です。