22AM035第22回 言語聴覚士国家試験 過去問

生涯発達心理学

Erikson,E.H.の発達理論における成人期の心理社会的危機はどれか。

解答・解説を見る

正解: 4

正答

(4)

この問題のポイント

Eriksonの成人期、特に中年期の心理社会的危機は世代性対停滞です。次世代を育て社会へ貢献できないと、停滞・自己没頭が前景になります。

解説

Eriksonは生涯を八段階に分け、各段階に相反する心理社会的課題を置きました。成人期中期ではgenerativity、すなわち子育て、教育、仕事、地域活動などを通して次世代や社会を生み育てることと、停滞が対になります。親になることだけでなく、知識・文化・制度を次世代へ渡す広い生産性です。恥と疑惑は幼児前期の自律性対恥・疑惑、罪悪感は遊戯期の自主性対罪悪感、役割拡散は青年期の同一性対役割混乱、基本的不信は乳児期の基本的信頼対不信に対応します。成人初期には親密性対孤立、老年期には統合性対絶望があります。

選択肢の確認

1.「恥と疑惑」は自律性を獲得する幼児前期の危機であり、成人期の対概念ではありません。
2.「罪悪感」は自主性を獲得する遊戯期の対概念です。
3.「役割拡散」は青年期の同一性形成に関係します。
4.「停滞」は成人期の世代性と対になるため正答です。
5.「基本的不信」は乳児期の信頼形成と対になります。

覚えるポイント

青年期は同一性、成人初期は親密性、成人中期は世代性対停滞、老年期は統合性です。世代性は次世代への関与を意味します。

関連問題

22AM03422AM036
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)