21PM078|第21回 言語聴覚士国家試験 過去問
構音障害の種類と評価しやすい単語との組み合わせで正しいのはどれか。
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正解: 1
正答
(1)
この問題のポイント
口蓋化構音は本来歯茎で作る/t/などが後方化して/k/様に歪むため、「たいこ」は語頭/t/を含み評価しやすい。
解説
異常構音は誤りが生じやすい標的音を含む語で評価する。口蓋化は歯茎音/t,d,n,s,ts/等の舌接触が硬口蓋後方へずれるので「たいこ」の/ta/がよい。側音化は/i/列や/s,ʃ,tɕ,dʑ/等で目立ち、「ぱんだ」は標的が乏しい。声門破裂音は口腔内圧を要する破裂音で確認し、母音中心「あおい」は不向き。鼻咽腔構音・咽頭摩擦音も摩擦・破裂音を含む語で聞く必要がある。
選択肢の確認
1.「口蓋化構音 ― たいこ」:口蓋化構音―たいこは、歯茎破裂音/t/の調音点後方化を語頭で観察できる。
2.「側音化構音 ― ぱんだ」:側音化構音―ぱんだは、側方呼気が目立つイ列音や歯擦音をほとんど含まない。
3.「声門破裂音 ― あおい」:声門破裂音―あおいは母音主体で、口腔破裂音の声門代償を誘発しにくい。
4.「鼻咽腔構音 ― らっぱ」:鼻咽腔構音―らっぱは/r,p/中心で、典型的な鼻咽腔摩擦・破裂の評価語として劣る。
5.「咽頭摩擦音 ― めがね」:咽頭摩擦音―めがねは摩擦音標的を含まず、咽頭での摩擦代償を判定しにくい。
覚えるポイント
評価語は異常名でなく標的音から選ぶ。歯茎音の口蓋化なら/t/を含む「たいこ」。