24AM026|第24回 言語聴覚士国家試験 過去問
誤っているのはどれか。
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正解: 5
正答
(5)
この問題のポイント
学習の成立、強化スケジュール、練習の配分という別々の概念を区別する問題である。誤りは、技能の上達について集中学習を分散学習より一般的に優位とした記述である。
解説
古典的条件付けでは、本来は中性だった条件刺激が無条件刺激と対提示され、やがて条件反応を引き起こす。オペラント条件付けでは行動の結果によってその後の行動頻度が変化し、毎回強化する連続強化より、ときどき強化する部分強化の方が消去されにくい「部分強化効果」がみられる。技能練習は、休止をはさんで行う分散学習の方が疲労や干渉を抑え、保持や長期的習熟に有利なことが多い。したがって集中学習の方が早いと一般化した5が誤りである。
選択肢の確認
1.「条件刺激に対する条件反応」:正しい。古典的条件付けの成立をそのまま述べている。
2.「部分強化の消去抵抗が大きい」:正しい。強化されない試行を経験しているため、強化停止後も反応が持続しやすい。
3.「比率や時間間隔を操作」:正しい。固定・変動の比率スケジュールと間隔スケジュールが基本である。
4.「本人が強化子を受けなくても観察学習が成立」:正しい。モデルの行動と結果の観察だけでも獲得が起こり得る。
5.「集中学習の方が早い」:誤り。休憩を含む分散練習の方が疲労を避け、保持を含む技能学習に有効な場合が多い。
覚えるポイント
獲得の速さだけでなく保持まで考え、「連続強化は獲得しやすい、部分強化は消去されにくい」「技能の長期保持には分散学習が有利」と対にして整理する。