24AM027第24回 言語聴覚士国家試験 過去問

認知心理学

対人魅力における単純接触効果はどれか。

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正解: 4

正答

(4)

この問題のポイント

単純接触効果とは、内容の説得や報酬がなくても、同じ対象に繰り返し接するだけで親近感や好意が高まりやすくなる現象である。選択肢に並ぶハロー効果、類似性、自己開示、興奮の誤帰属と区別する。

解説

単純接触効果は、反復提示によって対象の知覚処理が容易になり、その処理流暢性が好ましさとして経験されることなどで説明される。対象が人でも図形でも音でも生じ得るが、初めから強い嫌悪をもつ対象では反復が逆効果になる場合もある。設問の「特定の他者を何度も見ることで好意が高まる」が定義に一致する。ほかの肢はいずれも対人魅力に関わる現象だが、好意が生じる原因が異なる。

選択肢の確認

1.「外見から性格も好ましいと判断」:誤り。一つの目立つ好ましい特性が全体評価へ波及するハロー効果である。
2.「自分と類似する者への好意」:誤り。態度・価値観の類似性が魅力を高める類似性効果である。
3.「自己開示する者と親密になる」:誤り。自己開示の返報性や関係深化を表し、反復接触そのものではない。
4.「何度も見ると好意が高まる」:正しい。接触回数の増加による単純接触効果の典型例である。
5.「恐怖の興奮を好意に帰属」:誤り。生理的覚醒の原因を取り違える興奮の誤帰属である。

覚えるポイント

単純接触は「反復」、ハロー効果は「一特性から全体へ」、類似性効果は「自分との共通性」、興奮の誤帰属は「覚醒原因の取り違え」を手掛かりに判別する。

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