24AM039|第24回 言語聴覚士国家試験 過去問
非肺気流音はどれか。
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正解: 2
正答
(2)
この問題のポイント
気流機構による子音分類を問う。吸着音は舌と口蓋で作る閉鎖空間の圧を下げ、外気を口腔内へ流入させて作る軟口蓋気流機構の音であり、肺からの呼気を動力としない非肺気流音である。
解説
世界の言語音には、肺から送り出した呼気を使う肺臓気流音のほか、声門や軟口蓋側の閉鎖を利用する非肺気流音がある。吸着音(クリック)は前方と後方に二重閉鎖を作り、その間の舌を動かして口腔内圧を下げ、前方閉鎖を開放したときの吸入方向の気流で生じる。これに対し、鼻音、接近音、弾き音、ふるえ音は調音様式こそ異なるが、通常はいずれも肺からの呼気を利用する。鼻腔を通るか、狭窄が弱いか、舌が一回または反復して接触するかは、気流の動力源とは別の分類軸である。
選択肢の確認
1.「鼻音」:誤り。軟口蓋を下げて肺からの呼気を鼻腔へ通す、通常の肺臓気流音である。
2.「吸着音」:正しい。口腔内の閉鎖間を減圧して作るクリックで、非肺気流機構を用いる。
3.「接近音」:誤り。気道を狭めるが摩擦を生じるほどではなく、通常は肺呼気で作る。
4.「弾き音」:誤り。舌などが調音点へ一回すばやく接触する様式で、気流源は通常肺である。
5.「ふるえ音」:誤り。呼気によって調音器官を反復振動させる音で、肺臓気流音に分類される。
覚えるポイント
気流機構と調音様式を混同しない。非肺気流音には吸着音のほか、放出音や入破音があり、鼻音・接近音などは通常の肺呼気で作る。