25AM037第25回 言語聴覚士国家試験 過去問

音声学

半母音はどれか

解答・解説を見る

正解: 4

正答

(4)

この問題のポイント

日本語ヤ行の子音/j/は、母音/i/に近い舌形をもちながら音節核にならず、すぐ後の母音へ移る半母音・接近音です。選択肢4が該当します。

解説

半母音は調音時に声道の狭めが弱く摩擦をほとんど生じないため音響的には母音に近い一方、音節の中心である核にならず子音として振る舞います。日本語のヤ行「や・ゆ・よ」の語頭は硬口蓋接近音[j]で、舌を前舌高母音[i]に近い位置へ置いて後続母音へ素早く移行します。ワ行の子音[w]も代表的半母音です。「を」は現代共通語では通常母音/o/として発音され、表記上のワ行だから半母音とは限りません。拗音「きゃ」などでは介在する[j]が半母音ですが、選択肢がいう母音部/a/そのものは母音です。ハ行は摩擦音等の子音と母音の組合せ、ラ行子音は弾き音であり半母音ではありません。文字ではなく実際の音価で判断します。

選択肢の確認

1.「を」は現代共通語で通常[o]と発音され、半母音ではありません。
2.「拗音の母音部」は「きゃ」の/a/など音節核の母音で、半母音はその前の[j]です。
3.「ハ行の母音」は各音節の核をなす母音であり、半母音ではありません。
4.「ヤ行の子音」は硬口蓋接近音[j]で、母音的性質をもつ半母音なので正しいです。
5.「ラ行の子音」は通常歯茎弾き音[ɾ]で、半母音には分類されません。

覚えるポイント

半母音は母音に近い調音でも音節核にならない音で、日本語では[j]と[w]が代表です。表記上の行ではなく、音節内の役割とIPAで確認します。

関連問題

25AM03625AM038
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)