第24回・2022年

24PM045|第24回 言語聴覚士国家試験 過去問

前言語期の発達として誤っているのはどれか。

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正解2

正答

2

この問題のポイント

前言語期には共同注意、社会的参照、予期的なやり取り、物を見せるなど、ことばの基盤となる対人的コミュニケーションが発達する。モーラ単位でリズムを刻む遊びは日本語の音韻単位を意識的に操作する活動で、前言語期より後の発達である。

解説

相手の指さし先を見る行動は共同注意の成立を示し、対象について他者と注意を共有する基盤となる。新奇な場面で養育者の表情を見て行動を調整するのが社会的参照である。「いないいないばあ」のような繰り返し遊びでは交替や展開を予期し、物をかざして見せる行為は叙述的な共同注意を作る。これらは有意味語出現前からみられる。一方、モーラ拍を意識してリズムを分けるには言語音の表象と音韻意識が必要である。

選択肢の確認

1.指さし対象へ注意:前言語期。共同注意の応答行動である。
2.モーラ単位のリズム遊び:誤り。音韻意識を要し、言語獲得後の幼児期以降に発達する。
3.大人の情動反応をモニター:前言語期。社会的参照としてみられる。
4.やり取り遊びで予期反応:前言語期。相互作用の順序・役割を学ぶ。
5.物をかざして見せる:前言語期。対象への注意を他者と共有する行為である。

覚えるポイント

前言語期は「共同注意・社会的参照・交替・見せる」。モーラ操作は発声ではなく音韻意識なので、より後に発達する。

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