25AM066第25回 言語聴覚士国家試験 過去問

言語発達学

共同注意と関連がないのはどれか

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正解: 4

正答

(4)

この問題のポイント

喃語は乳児が共同注意を確立する前から現れる前言語的発声で、その出現自体は共同注意を必要としません。指さし、語彙、会話、心の理論は共同注意と発達的に深く関連します。

解説

共同注意は、自分と他者が同じ対象へ注意を向けていることを相互に理解・共有する状態です。大人の視線や指さしを追う応答的共同注意と、子どもが指さし・視線交替で他者の注意を対象へ導く開始的共同注意があります。対象を指して名前を聞く経験は語と指示対象を結び付け、語彙獲得を促します。同じ話題へ注意を共有し、相手の反応に合わせて交替することは会話成立の基盤です。他者にも自分と異なる注意・意図・信念があると理解する心の理論にも連続します。喃語は生後半年前後から発声運動と聴覚フィードバックの発達により出現し、後に対人的に使われることはあっても、その発生そのものを共同注意の成果とはしません。

選択肢の確認

1.「指さしの利用」は他者と対象を共有する共同注意の代表行動です。
2.「語彙の獲得」は共有対象に大人が語を付けることで促され、共同注意と関連します。
3.「会話の成立」は話題共有と相互の注意調整を必要とするため関連します。
4.「喃語の出現」は共同注意成立前からみられる発声発達で、直接関連しないため正答です。
5.「心の理論」は他者の注意・意図を理解する共同注意を発達的基盤の一つとします。

覚えるポイント

共同注意は視線交替・指さしによる「人-物-自分」の三項関係です。語彙、会話、心の理論を支えますが、喃語の初出は発声運動の発達です。

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