26PM033|第26回 言語聴覚士国家試験 過去問
共同注意について正しいのはどれか。
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正解: 5
正答
(5)
この問題のポイント
共同注意は、乳幼児と他者が同じ対象へ注意を向け、互いにその注意を共有している三項関係です。他者の心を理解する心の理論の発達基盤になります。
解説
乳児は養育者との二項的な対面交流から、視線追従、指さし理解、対象の提示、他者の注意を導く指さしへと発達し、「自分―他者―対象」の三項関係を作ります。共同注意では単に二人が同じ物を見るだけでなく、視線や表情を参照し、注意を共有していることが重要です。語の指示対象を知る言語発達、他者の意図理解、社会的参照、後の心の理論につながります。萌芽は生後1年の前半から段階的に現れ、9〜12か月頃に明瞭になりますから、「12か月に突然出現」と一点で断定するのは適切ではありません。獲得後に消失する機能でもありません。
選択肢の確認
1.「社会的参照の後に初めて出現する」は両者が相互に発達するため単純な前後関係としては×です。
2.「言語獲得後に消失する」は言語・対人交流を支え続けるため×です。
3.「養育者と乳幼児だけで成立する」は共有対象を含む三項関係が必要なので×です。
4.「生後12か月に出現する」は前駆行動がそれ以前から段階的に現れるため限定表現として×です。
5.「心の理論の発達基盤になる」は他者の注意・意図理解につながるため○です。
覚えるポイント
共同注意は「自己・他者・対象」の三項関係です。視線追従や指さしを介し、語彙獲得と他者の心の理解を支えます。