27PM033第27回 言語聴覚士国家試験 過去問

言語発達学

幼児期の認知の特徴でないのはどれか。

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正解: 5

正答

(5)

この問題のポイント

可逆的思考は具体的操作期に発達する能力で、前操作期に当たる幼児期には十分成立しません。他の四つは幼児期の認知特徴です。

解説

Piagetの前操作期では、見かけに注意が集中し、操作を頭の中で逆向きにたどることが難しいため、保存課題に失敗しやすくなります。実在論は夢・名前・思考など主観的なものを外界に実在するように捉える傾向、転導論理は個別事例から別の個別事例へ飛躍して因果づける推論、アニミズムは無生物にも生命・意図があると考える傾向です。自己中心性は他者が自分と異なる視点をもつことを十分に調整できない特徴で、三つ山課題に表れます。可逆的思考は「加えたものを元に戻す」など操作の逆を心的に行う能力で、脱中心化・保存概念とともに児童期の具体的操作期に安定します。

選択肢の確認

1.「実在論」は心的現象と外界を十分区別しない幼児期の特徴で×の内容です。
2.「転導論理」は個別から個別へ結び付ける前操作期の推論で×の内容です。
3.「アニミズム」は物に生命や意図を認める幼児期の特徴で×の内容です。
4.「自己中心性」は他者視点の調整が難しい幼児期の特徴で×の内容です。
5.「可逆的思考」は具体的操作期に成立するため幼児期の特徴でなく○です。

覚えるポイント

前操作期=中心化・自己中心性・アニミズム、具体的操作期=脱中心化・保存・可逆性です。

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