27PM046|第27回 言語聴覚士国家試験 過去問
幼児前期の語彙について正しいのはどれか
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正解: 2
正答
(2)
この問題のポイント
幼児前期の語彙は、名詞・動詞など意味内容を担う内容語が、助詞・助動詞など文法関係を担う機能語より高い比率を占めます。
解説
語彙獲得初期には、身近な人、物、食物、動作を指す名詞・動詞・形容詞など具体的な内容語が中心です。日本語環境では日常的な和語が多く、抽象的・書き言葉的な漢語の比率が和語を上回るとはいえません。語彙は一定速度で増えるのでなく、個人差を伴いながら語彙爆発と呼ばれる急増期を示すことがあります。品詞では初期に名詞の占める割合が高く、動詞が最も高いと一律にはいえません。語同士を上位・下位、同義・反義など同じ位置で置き換えられる範列的ネットワークは、語彙増加とともに幼児後期・学童期へ発達し、前期の中心特徴ではありません。初期は場面に沿う連鎖的関係が強いです。
選択肢の確認
1.「和語より漢語の比率が高い」は日常和語が中心の幼児前期に合わず×です。
2.「機能語より内容語の比率が高い」は初期語彙の特徴として○です。
3.「獲得語彙は一定割合で増加」は語彙急増期と個人差があるため×です。
4.「品詞別で動詞が最も高い」は初期には名詞優位が一般的で×です。
5.「範列的意味ネットワークが形成」はより後の体系化であり×です。
覚えるポイント
初期語彙は具体的な内容語、とくに名詞が中心で、増加速度は非線形です。文法語と意味ネットワークは後から精緻になります。