27PM032|第27回 言語聴覚士国家試験 過去問
正しいのはどれか
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正解: 3
正答
(3)
この問題のポイント
施設養育によるホスピタリズムから家庭的養育へ移す場合、移行年齢が低いほど愛着・認知・社会情緒発達の回復可能性が高く、予後が良好です。
解説
愛着形成の初期段階では人一般への定位・発信がみられ、その後に特定の養育者を識別した反応が明瞭になります。したがって第二段階を人一般への反応とするのは段階を取り違えています。不安定な愛着は不利な養育環境下の保護因子ではなく、情緒・対人適応上のリスクと関連します。施設で個別的・継続的関係が乏しいことによるホスピタリズムは、早期に安定した家庭的養育へ移るほど改善しやすいです。三歳児神話は「3歳頃までは母親が家庭で育てなければ発達に悪影響」という考えで、集団保育推奨説ではありません。D型は接近と回避が矛盾する無秩序型で、恐れを与える・恐れている養育者などと関連し、一貫した拒否は回避型に近いです。
選択肢の確認
1.「第二段階は人一般に定位・発信」は特定人物への分化が進む段階なので×です。
2.「不安定愛着は不利環境の保護因子」はむしろリスク指標となり×です。
3.「家庭的養育への移行年齢が低いほど予後良好」は早期の安定関係が発達を支えるため○です。
4.「三歳児神話は集団保育推奨」は母親による家庭養育を重視する主張なので×です。
5.「D型養育者は一貫して拒否的」は無秩序型の背景を単純化しており×です。
覚えるポイント
愛着は早期の安定した継続関係で育ちます。回避型は拒否との関連、D型は恐怖を解決できない無秩序な反応が要点です。