26PM064|第26回 言語聴覚士国家試験 過去問
幼児前期の発達段階で適切でないのはどれか。
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正解: 4
正答
(4)
この問題のポイント
幼児前期にはふり遊び、平行遊び、格助詞の使用、簡単な質問への応答が現れます。語の音を意識的に取り出す音韻抽出はより後の就学前期に発達します。
解説
幼児前期、おおむね1〜3歳頃には象徴機能が発達し、積木を食べ物に見立てるなどのふり遊びが始まります。他児のそばで同様の玩具を使うものの、役割や目標を十分共有しない平行遊びもこの時期にみられます。語彙が増え二語文・多語文へ進む中で、「が」「を」「に」など格助詞が徐々に出現し、「どこ?」「何?」といった日常的な簡単な質問へ言語で答えられるようになります。音韻抽出は、語頭音を取り出す、語を音の単位へ分けるなど、言葉を意味から離して操作するメタ言語能力です。しりとり等とともに幼児後期から就学前に明瞭になります。
選択肢の確認
1.「ふり遊び」は象徴機能の発達とともに幼児前期に現れるため○の内容です。
2.「格助詞の出現」は多語文形成の過程でみられるため○の内容です。
3.「簡単な質問への言語的応答」は語彙・文理解の発達により可能になり○の内容です。
4.「音韻抽出の発達」はより後のメタ音韻能力で、幼児前期として不適切なので×で正答です。
5.「平行遊び」は他児と並んで遊ぶこの時期の代表的遊びなので○の内容です。
覚えるポイント
幼児前期は象徴遊び・平行遊び・文法の芽生え、幼児後期は音韻意識や協同遊びが伸びます。意味使用と音の意識的操作を分けます。