25PM032|第25回 言語聴覚士国家試験 過去問
正しいのはどれか
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正解: 1
正答
(1)
この問題のポイント
心理・発達検査は、対象年齢、算出する指標、評価領域、実施の柔軟性を区別する。田中ビネー知能検査Vは年齢により従来型の知能指数に加えて偏差IQを算出する部分があり、選択肢1が正しい。
解説
田中ビネーVは幼児から成人までを対象とし、発達段階に応じた課題を用いる。年齢尺度による精神年齢と生活年齢の関係だけでなく、一部年齢では同年齢集団内の相対的位置を示す偏差IQも扱う。WAIS-IVの対象上限は79歳ではなく、より高齢まで設定されている。KIDS乳幼児発達スケールは保護者等の回答により複数の発達領域を評価し、単純な5領域構成ではない。MMSEは見当識・記憶・注意計算・言語などの認知機能スクリーニングで、社会性検査ではない。新版K式は子どもの反応に応じた臨床的な働きかけを含み、完全に固定された厳密手順だけで進める検査ではない。
選択肢の確認
1.「田中ビネーVは一部年齢で偏差IQを算出」:正しい。対象年齢に応じた知能指数の扱いが設定されている。
2.「WAIS-IVの上限は79歳」:誤り。日本版WAIS-IVはそれより高い年齢層まで対象とする。
3.「KIDSは5領域の質問で構成」:誤り。運動・言語・社会性など、5に限定されない複数領域を評価する。
4.「MMSEは成人の社会性検査」:誤り。認知機能低下をみる簡易スクリーニングである。
5.「新版K式2020は実施手順が厳密に固定」:誤り。標準性を保ちつつ、対象児の反応を引き出す臨床的柔軟性をもつ。
覚えるポイント
検査名は「対象年齢・反応形式・得点・評価領域」の四点で整理する。MMSE=認知、WAIS=成人知能、新版K式=発達、KIDS=質問式発達尺度である。