25PM033第25回 言語聴覚士国家試験 過去問

生涯発達心理学

人見知りが出現する愛着(アタッチメント)の発達段階はどれか

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正解: 3

正答

(3)

この問題のポイント

人見知りは、乳児が特定の愛着対象を明確に選び、その人への接近を能動的に維持する段階で現れる。ボウルビィの第3段階に相当する選択肢3が正答である。

解説

愛着の初期には、人一般へ泣く・微笑むなどの信号を送り、次第によく世話をする数人へ反応を偏らせる。生後半年前後から、養育者を他者と明確に区別し、後追い、分離への抵抗、再会時の接近、見知らぬ人への警戒が目立つ。移動能力の発達により、子ども自身が養育者との距離を調節して安全基地として利用するため、この段階は「発信及び移動による特定対象への接近の維持」と表現される。さらに認知発達が進むと、相手にも計画や目的があることを理解し、目標修正的な協調関係へ移行する。

選択肢の確認

1.「人一般への定位と発信」:誤り。特定人物の選択がまだ弱く、人見知りが成立する前段階である。
2.「一人または数人への定位と発信」:誤り。親しい人への偏りは始まるが、能動的接近維持と明確な人見知りは次段階で顕著になる。
3.「発信及び移動による特定対象への接近維持」:正しい。特定養育者への愛着と見知らぬ人への警戒が明瞭になる。
4.「目標修正的な協調性」:誤り。相手の意図を理解して関係を調整する、より後の段階である。
5.「内的作業モデルの形成」:誤り。愛着経験から形成される対人期待の表象であり、人見知り出現の段階名ではない。

覚えるポイント

人見知り・後追い・分離不安は「特定対象への明確な愛着」の指標。移動して近接を維持する第3段階と対応させる。

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