26AM034|第26回 言語聴覚士国家試験 過去問
児童期前には見られず、児童期に初めて出現する心理学的事象はどれか。 a.役割実験 b.二次的心の理論の理解 c.ギャング集団 d.コンピテンスの低下 e.向社会的行動
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
児童期に初めて明確になるのは、入れ子になった信念を扱う二次的心の理論、同性同年齢集団のギャング集団、自己評価の現実化に伴うコンピテンス感の低下であり、b・c・dの組合せである。
解説
二次的心の理論は「Aは、Bが~と思っていると考える」のように、他者の心についての他者の信念を理解する能力で、一次的誤信念理解より後に発達する。児童期には仲間関係が拡大し、比較的閉鎖的で結束の強いギャング集団が形成される。また社会的比較と自己評価の分化により、幼児期の楽観的な能力評価が下がることがある。役割実験は主に青年期のアイデンティティ形成、向社会的行動の萌芽は幼児期以前からみられる。
選択肢の確認
1.a・b・c:誤り。b・cは該当するが、役割実験は青年期が中心である。
2.a・b・e:誤り。役割実験は後、向社会的行動は児童期前にも出現する。
3.a・d・e:誤り。dのみ児童期の初出として適切である。
4.b・c・d:正しい。認知・仲間集団・自己評価の児童期変化を示す。
5.c・d・e:誤り。c・dは該当するが、援助・分与などは幼児期にもみられる。
覚えるポイント
児童期は二次的心の理論、ギャング集団、現実的な自己評価。役割実験は青年期と整理する。