27AM035|第27回 言語聴覚士国家試験 過去問
小さいときに周囲に示された将来の目標を、疑問を持たずに受け入れている自我同一性地位はどれか。
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正解: 1
正答
(1)
この問題のポイント
Marciaの自我同一性地位を、危機(探索)を経験したか、特定の価値や目標へ積極的関与(傾倒)があるかの2軸で分類する。周囲の価値を吟味せず受け入れた状態は早期完了である。
解説
早期完了(foreclosure)は、自分で価値観や進路の選択肢を十分探索する危機を経験しないまま、親や周囲から与えられた目標へ傾倒している地位である。本人は安定して見えても、目標を自ら比較・吟味した結果ではない。これに対し同一性達成は危機を経て傾倒がある、モラトリアムは危機の最中で傾倒が未確立、同一性拡散は傾倒がなく探索も乏しい状態である。
選択肢の確認
1.「早期完了」:正しい。危機を経ず、幼少期から示された価値・目標をそのまま受容している。
2.「同一性達成」:誤り。複数の可能性を探索する危機を経験した後、自ら選んだ目標へ傾倒する。
3.「モラトリアム」:誤り。現在探索中で、最終的な価値や進路への傾倒はまだ弱い。
4.「危機を経験した同一性拡散」:誤り。探索歴があっても現在の傾倒がなく、目標を受容している状態ではない。
5.「危機を経験していない同一性拡散」:誤り。探索も傾倒も乏しく、周囲の目標へ明確に関与する早期完了と異なる。
覚えるポイント
危機なし・傾倒あり=早期完了、危機あり・傾倒あり=達成、危機中=モラトリアム、傾倒なし=拡散で整理する。