26AM035|第26回 言語聴覚士国家試験 過去問
中年期に出現しないのはどれか。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
Eriksonの「自我の統合対絶望」は老年期の発達課題であり、統合性の獲得は中年期に固有の事象ではない。中年期は世代性、役割変化、身体変化、自己同一性の再検討が中心となる。
解説
中年期には子どもの自立により親役割が縮小し、家庭内役割が組み替わる。閉経前後にはホルモン変化に関連する心身症状が起こり得る。子の独立後に喪失感や抑うつを経験する空の巣症候群、人生の折り返しで価値観・職業・家族関係を再検討するアイデンティティの再体制化もみられる。一方、人生全体を受け入れて意味づける統合性はEriksonが老年期に置いた課題である。
選択肢の確認
1.親役割の縮小:出現する。子どもの自立で養育中心の役割が小さくなる。
2.更年期障害:出現する。中年期の生物学的移行に伴い得る。
3.空の巣症候群:出現する。子の独立を契機に喪失感等が生じる。
4.アイデンティティ再体制化:出現する。これまでの生き方を再評価する。
5.統合性の獲得:中年期には該当しない。主に老年期の発達課題である。
覚えるポイント
中年期=世代性と再体制化、老年期=統合性対絶望。ライフイベントと発達段階を対応させる。