26PM035第26回 言語聴覚士国家試験 過去問

音声学

1 拍目の子音より 2 拍目の子音の構音位置が前になるのはどれか。 a.カキ b.パリ c.ナニ d.タコ e.キタ

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正解: 2

正答

(2)

この問題のポイント

a「かき」とe「きた」では、第2モーラの子音の調音位置が第1モーラより前方になります。母音/i/による口蓋化も含めて実際の調音位置を比較します。

解説

調音位置は、唇側から歯茎、硬口蓋、軟口蓋へ進むほど後方です。「かき」では第1モーラ/ka/の/k/が軟口蓋で作られるのに対し、第2モーラ/ki/の/k/は後続母音/i/の影響で舌の接触部が前寄りになり、口蓋化した軟口蓋音として実現します。「きた」では第1子音/k/が舌背による軟口蓋・口蓋寄り、第2子音/t/が舌尖・舌端による歯茎音で、/t/の方が明確に前方です。唇音/p/は歯茎の/r/より前にあり、歯茎音から軟口蓋音へ移る語では第2子音が後方になります。

選択肢の確認

1.(a・b)「a・b」はaは該当しますが、「ぱり」は両唇音/p/から歯茎はじき音/r/へ移り後方なので×です。
2.(a・e)「a・e」は「かき」の口蓋化と「きた」の/k/→/t/がともに前方化するため○です。
3.(b・c)「b・c」は「ぱり」の/p/が最前方であり、いずれも条件を満たさないため×です。
4.(c・d)「c・d」は「たこ」が歯茎音/t/から軟口蓋音/k/へ後方化するため×です。
5.(d・e)「d・e」はeは該当しますが、「たこ」は第2子音が後方なので×です。

覚えるポイント

文字だけでなく異音を考えます。/k/は/i/の前で口蓋化して前寄りになり、調音点の前後は両唇→歯茎→口蓋→軟口蓋の順で整理します。

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