27AM045|第27回 言語聴覚士国家試験 過去問
自動詞と他動詞が同じ音形を持つ動詞はどれか
解答・解説を見る
正解: 3
正答
(3)
この問題のポイント
同じ発音の動詞が、目的語を取らない自動詞用法と目的語を取る他動詞用法の双方を持つかを、格助詞との結び付きで判断する。「吹く」が該当する。
解説
「風が吹く」では主体「風」がガ格を取り、対象を必要としないため「吹く」は自動詞である。一方、「笛を吹く」「息を吹く」では対象がヲ格を取り、同じ音形の「吹く」が他動詞として用いられる。このように語形変化を伴わず自他両用となる。来るは基本的に移動の自動詞、作る・渡す・話すは対象をヲ格に取る他動詞として用いられ、自他対応では別の語形や構文を必要とする。
選択肢の確認
1.「来る」:誤り。「人が来る」のように移動主体をガ格に取る自動詞で、同音形の他動詞用法を持たない。
2.「作る」:誤り。「料理を作る」のように対象をヲ格に取る他動詞で、自動詞は「できる」など別形になる。
3.「吹く」:正しい。「風が吹く」は自動詞、「笛を吹く」は他動詞で、同じ音形を用いる。
4.「渡す」:誤り。「荷物を渡す」は他動詞で、自動詞対応は「渡る」という異なる形である。
5.「話す」:誤り。「内容を話す」など他動詞として働き、自動詞的な「話が進む」とは別の動詞である。
覚えるポイント
自他は意味だけでなく格枠で確認する。「風が吹く/笛を吹く」の対が、同音形の自他両用の代表例である。