27PM042第27回 言語聴覚士国家試験 過去問

言語学

複合語の前項、後項の両方に引用形式(無標形)を使っているのはどれか。アクセントは考慮しない。

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正解: 4

正答

(4)

この問題のポイント

「白身」は前項「白」と後項「身」がそれぞれ単独の引用形式「しろ」「み」のまま結合します。他は連濁や音形交替を含みます。

解説

引用形式、無標形とは辞書見出しのように単独で現れる基本音形です。「白身」は/ɕiro+mi/で、前項も後項も基本形を保ちます。「雨合羽」は「あめ+かっぱ」から複合に伴う音形変化を経て「あまがっぱ」となり、前項の母音交替と後項の連濁があります。「春雨」は「はる+あめ」に対し後項が「さめ」となる語彙化した交替を示します。「ひな鳥」は「とり」が連濁して「どり」、「雌鶏」も「とり」が「どり」になります。アクセント変化は本問では考えず、各構成要素の分節音が引用形のままかを比較します。語源的分析より現代語での形態音韻対応を見ます。

選択肢の確認

1.「雨合羽」は「あめ/かっぱ」が「あま/がっぱ」へ変化するため×です。
2.「春雨」は後項「あめ」が「さめ」となり引用形式のままでなく×です。
3.「ひな鳥」は後項「とり」が連濁して「どり」となるため×です。
4.「白身」は「しろ」と「み」の両方が引用形式のままで○です。
5.「雌鶏」は後項「とり」が「どり」と連濁するため×です。

覚えるポイント

複合語では連濁、母音交替、語彙化した音形変化を確認します。「白身」は両要素が無標形の例です。

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