Y2018M04Q272018年4月公表 エックス線作業主任者免許試験 過去問

エックス線の測定に関する知識

熱ルミネセンス線量計(TLD)と光刺激ルミネセンス線量計(OSLD)に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

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正解: 5

正答

(5)

この問題のポイント

TLDは加熱、RPLDは紫外線、OSLDは光刺激で蓄積情報を発光として読み出します。PD型と半導体式ポケット線量計は携帯中に直読できますが、受動型線量計には専用読取器が必要です。

解説

TLDは加熱、RPLDは紫外線、OSLDは光刺激で蓄積情報を発光として読み出します。PD型と半導体式ポケット線量計は携帯中に直読できますが、受動型線量計には専用読取器が必要です。

TLDは照射で捕獲されたキャリアを加熱して発光させます。読出しで情報は失われますが、熱アニーリング後に再使用できます。

選択肢の確認

1.TLD では素子としてフッ化リチウム、硫酸カルシウムなどが、OSLD では炭素を添加した酸化アルミニウムなどが用いられている。
○ 判定:正答ではない(記述は正しい)。TLDにはLiFやCaSO₄、OSLDには代表的にAl₂O₃:Cを用い、材料と読出し刺激が異なります。

2.TLD 及びOSLD の素子は高感度であるが、TLD の素子は感度に若干のばらつきがある。
○ 判定:正答ではない(記述は正しい)。TLD・OSLDはいずれも高感度ですが、TLDは素子間感度のばらつきがあり個別補正が重要です。

3.線量読み取りのための発光は、TLD では加熱により、OSLD では緑色のレーザー光などの照射により行われる。
○ 判定:正答ではない(記述は正しい)。TLDは照射で捕獲されたキャリアを加熱して発光させます。読出しで情報は失われますが、熱アニーリング後に再使用できます。

4.OSLD では線量の読み取りを繰り返し行うことができるが、TLD では線量を読み取ると素子から情報が消失してしまうため、1 回しか行うことができない。
○ 判定:正答ではない(記述は正しい)。OSLDは光刺激後も情報が残るので再読出しでき、TLDは加熱読出しで蓄積情報が消失します。

5.TLD では加熱によるアニーリング処理を行うことにより素子を再使用することができるが、OSLD では素子は1 回しか使用することができない。
× 判定:正答(誤っている記述)。TLDもOSLDも素子を再使用できます。OSLDは蓄積情報を反復読出しでき、強い光による光学的ブリーチ後に再使用できるため、一回限りとする部分が誤りです。

覚えるポイント

TLD=熱、RPLD=紫外線、OSLD=光刺激、PD/半導体ポケット=直読、と対応させます。TLDは照射で捕獲されたキャリアを加熱して発光させます。読出しで情報は失われますが、熱アニーリング後に再使用できます。

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