Y2018M04Q322018年4月公表 エックス線作業主任者免許試験 過去問

エックス線の生体に与える影響に関する知識放射線感受性

放射線感受性に関する次の文中の[ ]内に入れるA からC の語句の組合せとして、適切なものは(1)~(5)のうちどれか。 「成人の人体の組織・器官のうちの一部について、放射線に対する感受性の高いものから低いものへと順に並べると、 [ A ] 、 [ B ] 、 [ C ] となる。」 A B C

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正解: 3

正答

(3)

この問題のポイント

骨髄は分裂の盛んな造血細胞を含むため高感受性、肺は更新性上皮を含むため中間、成熟筋細胞は高度に分化し分裂が少ないため低感受性です。この三者の順が空欄A、B、Cに入ります。

解説

Aは「骨髄」です。骨髄には分裂の盛んな造血幹・前駆細胞が多く、三組織の中で放射線感受性が最も高くなります。
Bは「肺」です。肺には更新する上皮系細胞があり、高度に分化した筋肉より放射線感受性が高い位置になります。
Cは「筋肉」です。筋肉の成熟細胞は分化度が高く分裂頻度も低いため、骨髄や肺より放射線抵抗性です。

選択肢の確認

1.甲状腺 神経組織 肺
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。A欄が「甲状腺」(正しくは「骨髄」)、B欄が「神経組織」(正しくは「肺」)、C欄が「肺」(正しくは「筋肉」)であり、少なくとも一つの欄が条件と一致しません。

2.神経組織 肺 筋肉
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。A欄が「神経組織」(正しくは「骨髄」)であり、少なくとも一つの欄が条件と一致しません。

3.骨髄 肺 筋肉
○ 判定:正答(記述は正しい)。骨髄は増殖の盛んな造血幹・前駆細胞を含むため最も高感受性です。肺は更新性上皮を含む中間位で、高度に分化し更新の遅い成熟筋組織が最も抵抗性なので、骨髄、肺、筋肉の順が正しいです。

4.筋肉 甲状腺 汗腺
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。A欄が「筋肉」(正しくは「骨髄」)、B欄が「甲状腺」(正しくは「肺」)、C欄が「汗腺」(正しくは「筋肉」)であり、少なくとも一つの欄が条件と一致しません。

5.甲状腺 骨髄 神経組織
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。A欄が「甲状腺」(正しくは「骨髄」)、B欄が「骨髄」(正しくは「肺」)、C欄が「神経組織」(正しくは「筋肉」)であり、少なくとも一つの欄が条件と一致しません。

覚えるポイント

成人組織の感受性は、未分化細胞の割合、分裂頻度、将来の分裂回数で比較します。造血組織は高感受性、成熟した筋・神経組織は抵抗性側に置きます。

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