Y2018M04Q312018年4月公表 エックス線作業主任者免許試験 過去問

エックス線の生体に与える影響に関する知識細胞・DNA・染色体

放射線感受性に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

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正解: 2

正答

(2)

この問題のポイント

ベルゴニー・トリボンドーの法則では、分裂が盛んで未分化、将来の分裂回数が多い細胞ほど高感受性です。細胞周期ではM期・G2後期が高く、S後期は低い傾向があります。ベルゴニー・トリボンドーの法則では、分裂が盛んで未分化な細胞ほど高感受性です。

解説

ベルゴニー・トリボンドーの法則では、分裂が盛んで未分化、将来の分裂回数が多い細胞ほど高感受性です。細胞周期ではM期・G2後期が高く、S後期は低い傾向があります。

G₂後期からM期は細胞周期中でも高感受性で、S後期は低感受性です。

選択肢の確認

1.細胞分裂の周期のS 期(DNA 合成期)初期の細胞は、S 期後期の細胞より放射線感受性が高い。
○ 判定:正答ではない(記述は正しい)。細胞周期ではS期後期が比較的抵抗性で、S期初期やG₁後期の方が感受性は高い傾向です。

2.細胞分裂の周期のG₁ 期(DNA 合成準備期)後期の細胞は、G₂ 期(分裂準備期)初期の細胞より放射線感受性が低い。
× 判定:正答(誤っている記述)。G₁期後期はG₂期初期より放射線感受性が高いので、感受性が低いとする記述は誤りです。問われたG₁後期とG₂初期を直接比較します。

3.皮膚の基底細胞層は、角質層より放射線感受性が高い。
○ 判定:正答ではない(記述は正しい)。皮膚基底層は増殖細胞を含むため、分化して分裂しない角質層より高感受性です。

4.小腸の絨毛先端部の細胞は、腺窩細胞(クリプト細胞)より放射線感受性が低い。
○ 判定:正答ではない(記述は正しい)。小腸腺窩の幹・増殖細胞は高感受性で、分化した絨毛先端細胞は相対的に低感受性です。

5.神経組織の放射線感受性は成人では低いが、胎児では高い。
○ 判定:正答ではない(記述は正しい)。成人神経組織は分裂能が低く抵抗性ですが、発生中の胎児神経組織は増殖・分化中で高感受性です。

覚えるポイント

増殖中の未分化細胞は一般に高感受性です。細胞周期ではM期とG2後期が高く、DNA合成を終えるS期後期は比較的抵抗性です。G₂後期からM期は細胞周期中でも高感受性で、S後期は低感受性です。

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