Y2020M04Q302020年4月公表 エックス線作業主任者免許試験 過去問

エックス線の測定に関する知識放射線量・単位

蛍光ガラス線量計に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

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正解: 3

正答

(3)

この問題のポイント

TLDは加熱、RPLDは紫外線、OSLDは光刺激で蓄積情報を発光として読み出します。PD型と半導体式ポケット線量計は携帯中に直読できますが、受動型線量計には専用読取器が必要です。 RPLDの測定範囲は広いものの、0.1 μSvから100 Svという範囲をTLDより常に広いと断定する仕様ではありません。

解説

TLDは加熱、RPLDは紫外線、OSLDは光刺激で蓄積情報を発光として読み出します。PD型と半導体式ポケット線量計は携帯中に直読できますが、受動型線量計には専用読取器が必要です。

RPLDでは紫外線読出し後も蛍光中心が残るため、同じ素子を繰り返し読み取れます。

選択肢の確認

1.測定可能な線量の範囲は、熱ルミネセンス線量計より広く、0.1μSv~100Sv程度である。
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。RPLDの測定範囲は広いものの、0.1 μSvから100 Svという範囲をTLDより常に広いと断定する仕様ではありません。機種仕様を一般化した記述です。

2.放射線により生成された蛍光中心に緑色のレーザー光を当て、発生する蛍光を測定することにより、線量を読み取る。
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。RPLDは銀活性リン酸塩ガラスを紫外線で励起して蛍光を読みます。緑色レーザー光はOSLD側の刺激光なので対応が誤りです。

3.発光量を一度読み取った後も蛍光中心は消滅しないので、再度読み取ることができる。
○ 判定:正答(記述は正しい)。RPLDは読出し時に蛍光中心が消えないため、同じ蓄積線量を繰り返し読み出せます。正しい特徴です。

4.素子は、光学的アニーリングを行うことにより、再度使用することができる。
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。RPLDの履歴消去・再使用には高温の熱アニーリングを行います。光学的ブリーチはOSLDの消去法なので誤りです。

5.素子には、硫酸マグネシウムなどの蛍光物質が用いられており、湿度の影響を受けやすい。
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。RPLD素子は銀活性リン酸塩ガラスです。硫酸マグネシウムなどを蛍光物質とする説明はTLD材料との混同です。

覚えるポイント

TLD=熱、RPLD=紫外線、OSLD=光刺激、PD/半導体ポケット=直読、と対応させます。RPLDでは紫外線読出し後も蛍光中心が残るため、同じ素子を繰り返し読み取れます。

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