Y2020M04Q31|2020年4月公表 エックス線作業主任者免許試験 過去問
放射線の細胞に対する影響に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
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正解: 4
正答
(4)
この問題のポイント
細胞周期ではM期・G2後期が高く、S後期は低い傾向があります。ベルゴニー・トリボンドーの法則では、分裂が盛んで未分化な細胞ほど高感受性です。ベルゴニー・トリボンドーの法則では、分裂が盛んで未分化、将来の分裂回数が多い細胞ほど高感受性です。
解説
ベルゴニー・トリボンドーの法則では、分裂が盛んで未分化、将来の分裂回数が多い細胞ほど高感受性です。細胞周期ではM期・G2後期が高く、S後期は低い傾向があります。
小腸腺窩の幹・増殖細胞は高感受性で、分化した絨毛先端細胞は相対的に低感受性です。
選択肢の確認
1.細胞分裂の周期のM 期(分裂期)の細胞は、S 期(DNA 合成期)後期の細胞より放射線感受性が高い。
○ 判定:正答ではない(記述は正しい)。M期(分裂期)は細胞周期中で放射線感受性が高く、S期(DNA合成期)後期は比較的抵抗性です。したがってM期の方がS期後期より感受性が高いという記述は正しいです。
2.細胞分裂の周期のG₁ 期(DNA 合成準備期)後期の細胞は、G₂ 期(分裂準備期)初期の細胞より放射線感受性が高い。
○ 判定:正答ではない(記述は正しい)。G₁期(DNA合成準備期)後期は、G₂期(分裂準備期)初期より放射線感受性が高い側に位置します。問われた二時相の大小関係は正しいです。
3.皮膚の基底細胞は、角質層の細胞より放射線感受性が高い。
○ 判定:正答ではない(記述は正しい)。皮膚基底層は増殖細胞を含むため、分化して分裂しない角質層より高感受性です。
4.小腸の絨毛先端部の細胞は、腺窩細胞(クリプト細胞)より放射線感受性が高い。
× 判定:正答(誤っている記述)。小腸腺窩の幹・増殖細胞は高感受性で、分化した絨毛先端細胞は相対的に低感受性です。
5.将来の細胞分裂の回数が多い細胞ほど、放射線感受性は一般に高い。
○ 判定:正答ではない(記述は正しい)。将来の分裂回数が多い未分化な細胞ほど高感受性という関係は、ベルゴニー・トリボンドーの法則に合致します。
覚えるポイント
増殖中の未分化細胞は一般に高感受性です。細胞周期ではM期とG2後期が高く、DNA合成を終えるS期後期は比較的抵抗性です。小腸腺窩の幹・増殖細胞は高感受性で、分化した絨毛先端細胞は相対的に低感受性です。