Y2021M04Q39|2021年4月公表 エックス線作業主任者免許試験 過去問
組織加重係数に関する次のA からD の記述のうち、正しいものの組合せは(1)~(5)のうちどれか。 A 組織加重係数は、各臓器・組織の確率的影響に対する相対的な放射線感受性を表す係数である。 B 組織加重係数が最も大きい組織・臓器は、脳である。 C 組織加重係数は、どの組織・臓器においても1 より小さい。 D 被ばくした組織・臓器の平均吸収線量に組織加重係数を乗ずることにより、等価線量を得ることができる。
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正解: 2
正答
(2)
この問題のポイント
確率的影響への相対感受性を表すAと、全ての組織加重係数が1未満であるCを採ります。最大群は赤色骨髄・結腸・肺・胃などの0.12であり、脳を最大とするBと等価線量の算出手順を誤るDは除外します。
解説
条件を満たす記述は「A,C」です。
A:正しい。組織加重係数は各組織の確率的損害への相対寄与を表す係数なので、定義どおりの正しい記述です。
B:誤り。最大の組織加重係数は赤色骨髄・結腸・肺・胃などの0.12で、脳は0.01にとどまるため誤りです。
C:正しい。組織加重係数は全身について合計すると1ですが、一つ一つの組織・臓器へ割り当てる値は1未満なので正しい記述です。
D:誤り。実効線量は各組織等価線量へ組織加重係数を掛けて合計します。平均吸収線量から等価線量を得る説明ではないため誤りです。
選択肢の確認
1.A,B
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。Bは組合せに入れられません。最大の組織加重係数は赤色骨髄・結腸・肺・胃などの0.12で、脳は0.01にとどまるため誤りです。 Cは組合せに必要です。組織加重係数は全身について合計すると1ですが、一つ一つの組織・臓器へ割り当てる値は1未満なので正しい記述です。
2.A,C
○ 判定:正答(記述は正しい)。Aは正しい記述です。組織加重係数は各組織の確率的損害への相対寄与を表す係数なので、定義どおりの正しい記述です。 Cは正しい記述です。組織加重係数は全身について合計すると1ですが、一つ一つの組織・臓器へ割り当てる値は1未満なので正しい記述です。
3.B,C
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。Bは組合せに入れられません。最大の組織加重係数は赤色骨髄・結腸・肺・胃などの0.12で、脳は0.01にとどまるため誤りです。 Aは組合せに必要です。組織加重係数は各組織の確率的損害への相対寄与を表す係数なので、定義どおりの正しい記述です。
4.B,D
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。Bは組合せに入れられません。最大の組織加重係数は赤色骨髄・結腸・肺・胃などの0.12で、脳は0.01にとどまるため誤りです。 Dは組合せに入れられません。実効線量は各組織等価線量へ組織加重係数を掛けて合計します。平均吸収線量から等価線量を得る説明ではないため誤りです。 Aは組合せに必要です。組織加重係数は各組織の確率的損害への相対寄与を表す係数なので、定義どおりの正しい記述です。 Cは組合せに必要です。組織加重係数は全身について合計すると1ですが、一つ一つの組織・臓器へ割り当てる値は1未満なので正しい記述です。
5.C,D
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。Dは組合せに入れられません。実効線量は各組織等価線量へ組織加重係数を掛けて合計します。平均吸収線量から等価線量を得る説明ではないため誤りです。 Aは組合せに必要です。組織加重係数は各組織の確率的損害への相対寄与を表す係数なので、定義どおりの正しい記述です。
覚えるポイント
組織加重係数は等価線量から実効線量を作る係数で、各組織の確率的損害への寄与を表します。最大群でも0.12、全組織の合計は1であり、一つの組織だけに1を割り当てません。