Y2022M04Q21|2022年4月公表 エックス線作業主任者免許試験 過去問
エックス線の量に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
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正解: 4
正答
(4)
この問題のポイント
吸収線量とカーマはともにJ/kg(Gy)ですが定義が異なり、等価線量と実効線量は放射線・組織の加重を行ってSvで表します。物理量の定義と単位を対で判定します。1 Gyは1 J/kgであり、吸収線量とカーマは同じ単位でもエネルギー付与の定義が異なります。 等価線量は放射線加重係数、実効線量はさらに組織加重係数を用い、いずれもSvで表します。
解説
カーマは物理量、等価線量と実効線量は防護量です。一方、1 cm線量当量などの実用量は、人体内で直接測れない防護量を外部モニタリングで評価するために定義されます。したがって実効線量を実用量とした(4)が誤りです。
選択肢の確認
1.放射線に関する量は、その目的に応じて異なった量が定義されており、物理量、防護量及び実用量の三つの量に大別される。
○ 判定:正答ではない(記述は正しい)。量は物理量・防護量・実用量という役割で整理されます。
2.カーマは、物理量である。
○ 判定:正答ではない(記述は正しい)。カーマ K は単位質量当たりの移転エネルギーという物理量です。
3.等価線量は、防護量である。
○ 判定:正答ではない(記述は正しい)。等価線量は組織吸収線量を放射線加重係数で重み付けした防護量です。
4.実効線量は、実用量である。
× 判定:正答(誤っている記述)。実効線量は組織加重係数まで含めた防護量です。 線減弱係数μは指数部μxを無次元にするため、長さの逆数m⁻¹で表します。
5.エックス線の放射線加重係数は、1 である。
○ 判定:正答ではない(記述は正しい)。X線の放射線加重係数は1です。 粒子フルエンスの単位はm⁻²で、エネルギーフルエンスにはJ·m⁻²を用います。
覚えるポイント
単位はGyです。Gyは物質に関するエネルギー/質量、Svは防護上の加重を含む線量、と整理します。カーマKは非荷電粒子が解放した荷電粒子の初期運動エネルギーの総和を質量で割る量で、電荷の総和ではありません。