Y2022M04Q22|2022年4月公表 エックス線作業主任者免許試験 過去問
放射線に関連した量とその単位の組合せとして、誤っているものは次のうちどれか。
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正解: 3
正答
(3)
この問題のポイント
吸収線量とカーマはともにJ/kg(Gy)ですが定義が異なり、等価線量と実効線量は放射線・組織の加重を行ってSvで表します。物理量の定義と単位を対で判定します。1 Gyは1 J/kgであり、吸収線量とカーマは同じ単位でもエネルギー付与の定義が異なります。 LETは荷電粒子の単位飛程当たりのエネルギー付与なので、単位はJ/m又はkeV/μmです。
解説
吸収線量とカーマはともにJ/kg(Gy)ですが定義が異なり、等価線量と実効線量は放射線・組織の加重を行ってSvで表します。物理量の定義と単位を対で判定します。
1 Gyは1 J/kgであり、吸収線量とカーマは同じ単位でもエネルギー付与の定義が異なります。
選択肢の確認
1.吸収線量 ……………… Gy
○ 判定:正答ではない(記述は正しい)。吸収線量Dは物質へ実際に付与されたエネルギーを質量で割る量で、1 Gy=1 J/kgです。
2.カーマ ………………… Gy
○ 判定:正答ではない(記述は正しい)。カーマKは非荷電粒子が解放した荷電粒子の初期運動エネルギーの総和を質量で割る量で、電荷の総和ではありません。単位はGyです。
3.LET …………………… eV·m
× 判定:正答(誤っている記述)。LETは荷電粒子の単位飛程当たりのエネルギー付与なので、単位はJ/m又はkeV/μmです。eV·mは長さを掛けており次元が逆です。
4.線減弱係数…………… m⁻¹
○ 判定:正答ではない(記述は正しい)。線減弱係数 μ は m⁻¹などの逆長さで表します。 線減弱係数μは指数部μxを無次元にするため、長さの逆数m⁻¹で表します。
5.粒子フルエンス……… m⁻²
○ 判定:正答ではない(記述は正しい)。粒子フルエンスは粒子数/面積なので次元はm⁻²です。
覚えるポイント
Gyは物質に関するエネルギー/質量、Svは防護上の加重を含む線量、と整理します。吸収線量Dは物質へ実際に付与されたエネルギーを質量で割る量で、1 Gy=1 J/kgです。 粒子フルエンスの単位はm⁻²で、エネルギーフルエンスにはJ·m⁻²を用います。