Y2022M04Q23|2022年4月公表 エックス線作業主任者免許試験 過去問
放射線検出器とそれに関係の深い事項との組合せとして、正しいものは次のうちどれか。
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正解: 3
正答
(3)
この問題のポイント
電離箱は飽和電離電流、比例計数管は気体増幅と波高比例、GM管は全放電、半導体は空乏層の電子・正孔対、シンチレーション検出器は蛍光を利用します。電離箱は飽和領域で一次イオン対をほぼ全て収集し、平均電離電流から線量率を求めます。 グロー曲線はTLD素子の加熱温度と発光強度を対応させた曲線です。
解説
電離箱は飽和電離電流、比例計数管は気体増幅と波高比例、GM管は全放電、半導体は空乏層の電子・正孔対、シンチレーション検出器は蛍光を利用します。
化学線量計では、吸収エネルギー100 eV当たりに生成又は消失する分子数を表すG値が感度の指標になります。
選択肢の確認
1.電離箱…………………………… ガス増幅
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。電離箱は飽和領域で一次イオン対を集め、ガス増幅は利用しません。
2.比例計数管……………………… グロー曲線
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。グロー曲線はTLD素子の加熱温度と発光強度を対応させた曲線です。気体電離を利用する比例計数管には対応しない用語です。
3.化学線量計……………………… G 値
○ 判定:正答(記述は正しい)。化学線量計では、吸収エネルギー100 eV当たりに生成又は消失する分子数を表すG値が感度の指標になります。
4.シンチレーション検出器……… 緑色レーザー光
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。緑色レーザー光はOSL読出しに用い、シンチレーション検出器は放射線で直接発光します。
5.半導体検出器…………………… 電子増倍率
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。一般の半導体検出器は空乏層で生じた一次の電子・正孔対を電界で収集します。比例計数管の気体増幅に相当する固有の電子増倍は通常利用しません。
覚えるポイント
電離箱=飽和領域、比例管=気体増幅、GM=プラトー、半導体=空乏層、シンチレータ=蛍光と対応させます。化学線量計では、吸収エネルギー100 eV当たりに生成又は消失する分子数を表すG値が感度の指標になります。