Y2023M04Q212023年4月公表 エックス線作業主任者免許試験 過去問

エックス線の測定に関する知識放射線量・単位

エックス線の量に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

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正解: 4

正答

(4)

この問題のポイント

放射線量は物理量、防護量、実用量に分けます。吸収線量とカーマは物理量、等価線量・実効線量は防護量、1 cm線量当量などはモニタリングに使う実用量です。

解説

カーマは非荷電粒子から荷電粒子へ移されたエネルギーを表す物理量です。等価線量は組織吸収線量を放射線加重係数で、実効線量はさらに組織加重係数で重み付けする防護量です。測定可能な実用量には周辺線量当量・個人線量当量や、国内法令で用いる1 cm線量当量などがあります。

選択肢の確認

1.放射線に関する量は、その目的に応じて異なった量が定義されており、物理量、防護量及び実用量の三つの量に大別される。
○ 判定:正答ではない(記述は正しい)。放射線量は用途により物理量・防護量・実用量に整理されます。

2.カーマは、物理量である。
○ 判定:正答ではない(記述は正しい)。カーマは物理量で、単位はGyです。カーマKは非荷電粒子が解放した荷電粒子の初期運動エネルギーの総和を質量で割る量で、電荷の総和ではありません。単位はGyです。

3.等価線量は、防護量である。
○ 判定:正答ではない(記述は正しい)。等価線量は放射線の種類による影響差を考慮する防護量です。

4.実効線量は、実用量である。
× 判定:正答(誤っている記述)。実効線量は実用量ではなく防護量です。 線減弱係数μは指数部μxを無次元にするため、長さの逆数m⁻¹で表します。

5.エックス線の放射線加重係数は、1 である。
○ 判定:正答ではない(記述は正しい)。X線の放射線加重係数は1です。 粒子フルエンスの単位はm⁻²で、エネルギーフルエンスにはJ·m⁻²を用います。

覚えるポイント

実効線量は直接測定する実用量ではなく、組織等価線量を加重して求める防護量です。X線の放射線加重係数は1なので、量の分類と係数を別々に覚えます。

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