Y2024M10Q38|2024年10月公表 エックス線作業主任者免許試験 過去問
組織加重係数に関する次のA からD の記述のうち、正しいものの組合せは(1)~(5)のうちどれか。 A 組織加重係数は、各組織・臓器の確率的影響に対する相対的な放射線感受性を表す係数である。 B 組織加重係数が最も大きい組織・臓器は、生殖腺である。 C 組織加重係数は、どの組織・臓器においても1 より小さい。 D 被ばくした組織・臓器の平均吸収線量に組織加重係数を乗ずることにより、等価線量を得ることができる。
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正解: 2
正答
(2)
この問題のポイント
組織加重係数は、発がんや遺伝的影響など確率的損害への臓器別寄与を表します。生殖腺0.08は赤色骨髄等の0.12より小さく、個別係数は1未満、全体の総和は1です。
解説
条件を満たす記述は「A,C」です。
A:正しい。組織加重係数は放射線防護上の確率的損害への相対寄与を表すため、正しい定義です。組織加重係数w_Tは確率的損害への相対寄与を表し、組織反応のしきい線量を示す係数ではありません。
B:誤り。生殖腺の組織加重係数は0.08で、赤色骨髄・結腸・肺・胃などの0.12より小さく、最大ではないため誤りです。
C:正しい。各組織の組織加重係数は1未満であり、全身の対象組織を合計したときに1となるため正しい記述です。
D:誤り。等価線量は平均吸収線量へ放射線加重係数を掛けて求めます。組織加重係数はその後の実効線量算定に使うため誤りです。
選択肢の確認
1.A,B
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。Bは組合せに入れられません。生殖腺の組織加重係数は0.08で、赤色骨髄・結腸・肺・胃などの0.12より小さく、最大ではないため誤りです。 Cは組合せに必要です。各組織の組織加重係数は1未満であり、全身の対象組織を合計したときに1となるため正しい記述です。
2.A,C
○ 判定:正答(記述は正しい)。Aは正しい記述です。組織加重係数は放射線防護上の確率的損害への相対寄与を表すため、正しい定義です。組織加重係数w_Tは確率的損害への相対寄与を表し、組織反応のしきい線量を示す係数ではありません。 Cは正しい記述です。各組織の組織加重係数は1未満であり、全身の対象組織を合計したときに1となるため正しい記述です。
3.B,C
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。Bは組合せに入れられません。生殖腺の組織加重係数は0.08で、赤色骨髄・結腸・肺・胃などの0.12より小さく、最大ではないため誤りです。 Aは組合せに必要です。組織加重係数は放射線防護上の確率的損害への相対寄与を表すため、正しい定義です。組織加重係数w_Tは確率的損害への相対寄与を表し、組織反応のしきい線量を示す係数ではありません。
4.B,D
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。Bは組合せに入れられません。生殖腺の組織加重係数は0.08で、赤色骨髄・結腸・肺・胃などの0.12より小さく、最大ではないため誤りです。 Dは組合せに入れられません。等価線量は平均吸収線量へ放射線加重係数を掛けて求めます。組織加重係数はその後の実効線量算定に使うため誤りです。 Aは組合せに必要です。組織加重係数は放射線防護上の確率的損害への相対寄与を表すため、正しい定義です。組織加重係数w_Tは確率的損害への相対寄与を表し、組織反応のしきい線量を示す係数ではありません。 Cは組合せに必要です。各組織の組織加重係数は1未満であり、全身の対象組織を合計したときに1となるため正しい記述です。
5.C,D
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。Dは組合せに入れられません。等価線量は平均吸収線量へ放射線加重係数を掛けて求めます。組織加重係数はその後の実効線量算定に使うため誤りです。 Aは組合せに必要です。組織加重係数は放射線防護上の確率的損害への相対寄与を表すため、正しい定義です。組織加重係数w_Tは確率的損害への相対寄与を表し、組織反応のしきい線量を示す係数ではありません。
覚えるポイント
等価線量は吸収線量と放射線加重係数の積です。実効線量はその等価線量を組織加重したE=Σw_T H_Tであり、吸収線量から直接は作りません。